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・製作された頃はハリウッドにもマッカーシーの赤狩りが吹き荒れていたが、この映画の内容が問題視される恐れがあったため、公開を1年延期した。
・監督のジョージ・スティーブンスは当初、シェーン役にはモンゴメリー・クリフトを考えていた。
・スターレット役には最初、ウィリアム・ホールデンがオファーされたが、引き立て役であることを嫌い、断った。
・射撃シーンのスタントを務めたのは、スティーブンス監督の次回作「ジャイアンツ」に起用されるジェームス・ディーンだった。
・シェーンは酒場でのガンファイトで瀕死の重傷を負っており、ラストシーンでシェーンが向かう先は墓場である。
・パラマウント社は経営が苦しくなると、その都度「シェーン」を再上映して凌いだ。等々、他にもいろいろある。
ともかく、「シェーン」はその後作られた多くの映画に影響を与えており、映画史に残る名作であることは間違いない。