縄文人(見習い)の糸魚川発!

ヒスイの故郷、糸魚川のヒスイ職人が、縄文・整体・自然農法をライフワークに情報発信!

古武術式薪割り稽古・・・鳥肌が立った・・・人もいる(笑)

2017年08月09日 07時55分56秒 | 整体・動法・稽古会・体験会

南魚沼のカフェレストランgaiAでの古武術式薪割り稽古会と忍者入門講座、大雨の合間を縫って盛況のうちに無事終了。

斧持参のベテランが多く参加したのは、薪ストーブ愛好者や林業従事者の多く住む南魚沼ならではという事だろう。

 

参加者には、薪割り前に居合い用の日本刀を振ってもらい、ヒュ~ンという刃鳴りがしてから次のステップに進んで貰った。

刃鳴りがしないという事は、刃の形状と切れる動線が一致しておらず、その動きと速度では薪は割れないという理論。

次に昔の子供遊びの「釘差し」をしてもらい、「狙いを定めて命中させる」という感覚を覚えてもらう。

 

5寸釘の頭を持って半回転させて投げる釘差しに慣れたら、棒手裏剣の投げ方で「投げるから放つ」に慣れてもらう。

このことで刺さる速度と動線の確認をするのだけど、現代人には難しいのだ。

参加者には糞土師として「正しい野糞普及活動」をしておられるナチラリストの伊沢正名さんも!少年のように嬉々と稽古していた。

ラオスで買った斧身に自分で膝柄を付けた斧は、切り斧として試してもらった。

 

薪割りは古武術式の動きだが、その動きの必然性の理解と検証は整体の稽古会そのもの。

その中である参加者は「すげえ・・・今の説明を聞いて鳥肌が立ちました。」と、鳥肌がびっしりと立った腕を見せてくれた。

佳きかな佳きかな・・・。

未知との出会いである。

たかが薪割りといっても、整体的な視点から掘り下げていくと奥が深いのだ。