新潟県埋蔵文化財センターの企画展「新潟の米の歴史」が面白く、多くの県民に観て欲しい欲しい内容だった。
糸魚川市民には、拙宅近くの「姫御前遺跡」出土の稲の刈り取りに使ったらしい貝殻状剥片がイチオシで、位置と時代、遺跡名の由来になった小字から、ヌナカワ姫と関係があるのではないか?と睨んでいる。
この遺跡の真南300mに位置する拙宅の「笛吹田遺跡」、さらに真南2キロの丘の中には、天津神社社伝に「ヌナカワ姫の寓居あり、眷属と歌舞を楽しむ」「ヌナカワ姫がお隠れになった」というような記述がある稚児ケ池があるのですよ。
ヌナカワ姫が、この貝殻状剥片で刈り取った米を食ったのかも?と想像すると楽しい。
郷土愛が強い信州の人なら「ヌナカワ姫の稲刈り鎌」とネーミングしそうだ(笑)
埋文の縄文コーナーの5割くらいが糸魚川の「六反田南遺跡」の出土品で占められていて、改めてこの遺跡の特異さを認識。
ヒスイの展示法も、逆光と順光を5秒間隔くらいで交互に照らして、透過光を見せているところが心憎い。