縄文人(見習い)の糸魚川発!

ヒスイの故郷、糸魚川のヒスイ職人が、縄文・整体・自然農法をライフワークに情報発信!

冠番組で沈黙したタモリさんの金言・・・ロシアによるウクライナ侵攻に寄せて

2022年03月20日 06時30分46秒 | 記録しておきたいヒト・モノ・本・映画

私はあまりテレビを観ないのだが、タモリさんが冠番組で沈黙を貫き、最後に人道的な発言のみしたことに賛否両論がでているらしい。

詳細は下記URLのヤフーニュースで!
https://news.yahoo.co.jp/articles/d3020b42e19b6fe18806cd2f4d9755c9f3ca0a16?fbclid=IwAR2UqXiI-6_n2NloC2omGjPZEz_qK9cPfUtFaF__cSgLjwDP68DrFeF_OnI
 
番組終了2分前に「こうしている間も、大勢の人がウクライナで亡くなっているわけですね、というより殺されているわけですから。いろいろとありますけど、一日も早く平和な日々がウクライナに来ることを祈るだけですね」とコメントした、とある。
 
中世のお公家さんのように奥ゆかしく、憲法9条を持つ日本国民に相応しい言動ではないか?
 
 
ヨットマンでもあるタモリさんは、旧帝国海軍由来の「列外のもの発言すべからず」という日本の海の男の矜持を持っているのだろうか?
私が遊ばせてもらっている「エズキズム号」も富山大会に参加したタモリさん主催のヨットイベント「タモリカップ」は、「人より早く走らせようとするのは心得違いな楽しい大会」であるらしい。
 
この矜持は作戦行動中に命令を受けていない立場の人が四の五のと横槍をいれるなという意味で、それが守られて成功したのが明治の日本海海戦。昭和になると大本営軍令部が現場に介入して失敗ばかりしていた。
 
われわれ日本の民間人は、戦争当事国の国民ではないから「列外」。
 
ところがアメリカの同盟国という国家単位となると、タモリさんのいうところの「いろいろとあるでしょうが」と何かとややこしい。
 
日本政府は人道的な立場としてウクライナ難民を受け入れると表明したが、正真正銘に人道的な立場を貫くならパレスチナ難民やアフガン難民も受け入れると表明しないと整合性がとれないし、イスラエルにも経済制裁しますと表明しないと(笑)そうはいかないのが「いろいろとあるでしょうが」という言葉に込められているのではないだろうか。
 
国際政治の「列外」にある一民間人として、憶測や政治を語らず、人道的なコメントのみをしたタモリさんに私は共感する。