戦いの朝はきた!
本日、糸魚川初のロックバランシングのワークショップが「駅北キターレ」で開催。数回の経験しかないわたしが講師だから、昨日は伝え方をいろいろ工夫していた。
難度の高い技術がなくてもできそうな、縄文ポエジー作戦はどうだ?
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ザラザラして凸凹の多いメノウ・安山岩・流紋岩・砂岩を土台にして、断口面(節理でスパッと割れた面)のある石を土台の凹みに縦置きにするのは難しくない。そこに土偶ガチャを引っかけるくらいなら、はじめての子供でも楽しめるに違いない・・・かなぁ(笑)
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茶色い筒状の物体は海岸でひろった昔の漁網の重りで、陶器製のオーバル形状だからツルツル滑る。
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こいつを斜めに積み上げるのもロックバランシングの基本技と同じなので、むしろ幼児なら「物体バランシング」からスタートさせてもよいかな。
今時の子供は「でぇきぃ~なぁい~!」とすぐに飽きたり泣いたりするから、なんでも自分で工夫しながら覚えてきた世代としては隔世の感がありますな。
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ここまでできるようになるのに30分かかった。
ひと昔前の日本人は子供であっても、見て真似をする「看取り能力」や、モノゴトの仕組みを解読する能力が高かった。
幕末に「からくり儀右衛門」と異名をとったカラクリ人形師が、不定時法(太陰暦と太陽暦の日時が同時にわかる)の精密時計や蒸気船まで作っていた。後に東芝の創業者となる田中久重である。こんな日本人、これから出てくるかね。