「縄文・ヌナカワ姫・ヒスイ探偵団」女子が来訪。
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古代風首飾りとレゲイかつらが異様に似合うご婦人w 主婦4人組のノリの良さに圧倒されっぱなしでございます。
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頭にかぶっているのは定置網の浮き球でつくった「ミッキーマウスヘルメット」で、赤い鼻とサングラスは百均製品。お客さんに喜んでもらうためのコスプレグッズである。
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標高90mほどの長者ヶ原遺跡は涼しい・・・はずが今年は暑い!木陰で楽器演奏。右の女性はなにか食っているのではなく、ホラ貝を吹いているw
縄文遺跡をガイドするだけでは面白しろくないので、30分ほど火起こし体験をしてもらった。
火起こしは二人一組でおこなう「紐キリ式」を指導している。初心者でも成功しやすいのだ。
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相手を思いやり、無駄に力まず、焦らず確実に、火キリ棒を垂直に押さえて紐を水平に引く。実は発火法を通した身体教育なのだ。
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ほぐした麻紐に火種を落とし、息を吹きかけてから包み込んで数回グルグルと回わすと、突然ボワッと発火するのだが、誰もが「うわっ!」と驚いて手放す。この様子をみるのが楽しみ。
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結果だけを求めるなら、市販キットのある「舞キリ式」は子供でも簡単に成功させることはできるが、参加者から縄文式の発火法と勘違いされては困る。指導者は江戸時代後半以降に考案された発火法なのだとの説明責任はあるのだが、摩擦式発火法ならなんでもいいだろとばかりに市販キットを使わせている人も多いようだ。
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「火起こしができる」とは、発火具を自作できること。「火起こしをしたことがある」は用意された発火具で発火させてもらうことで、この違いを指導者は熟知するべきだし、発火具が自作できてこそ指導者といえる。
本当は「火起こしができる」体験会にしたいのだが、昨今の日本人の刃物扱いの基本を知らないから、短時間で結果だけを求められる今時の体験会的ではないのが残念。発火具を自作は、発火の理屈を知る上で大切なプロセスなんだけどナ。
残念ながら「日本人は手先が器用」は過去の話しになりつつある。