高校の時に地元の「十字堂」で買ったステッドラー社製の鉛筆削りの切れがイマイチになってきた。
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愛用品を使い捨てしないのは爺さんの血をひいているのネ。
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業務用強力クリップで挟んで研いでみたヨ。
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フハッ、切れ味が復活したではないか!
ドイツの老舗文房具メーカーのステッドラーの文房具は質が高く、多くの漫画家に愛用されているのだと教えてくれたのは、美術部仲間の山岸栄一君。
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「名探偵コナン」のチーフアシスタントをしており、実名でカメオ出演もしている。
研ぎながら美術部時代の楽しい思い出に浸っていたが、手入れさえすれば長持ちするモノつくりと、それを愛用することは人生を大事にすることに繋がるのではないか?
昨日は後輩の滝君が輪島漆器の盃を買ってくれた。
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手ざわり・口ざわり・温かみは無論のこと、掌におさまる寸法が絶妙なのは、人間の身の丈にあったモノつくりをしてきた伝統工芸品ならでは。
滝君も酒を飲んでみて、「なにか違う」感じに感動したようだ。(写真は滝君撮影)
それは機能をこえて訴えかけてくる「佳い」という感じで、その正体が文化というもの。
これがわかる友人がいるのも人生のシアワセ。