夏に石笛を買ってくれた鎌倉のカレー屋さん「極楽カリー」の順平さんが、店の常連さんを連れて遊びに来てくれた。
ヌナカワ姫の慰霊に稚児ケ池で奉納演奏をしたいと申し入れがあったので稚児ケ池に案内したら、篠笛、石笛、のど歌(シベリア地方の倍音唱法)の即興演奏が実にお見事で、独学と聞いて驚いた。
以前はヌナカワ姫に関して漠然とした興味で訪ねてくる人が多かったが、最近はピンスポットでヌナカワ姫の慰霊をしたいという人が増えてきた。
70年代以降に官民挙げて観光客誘致のために創作されて情報発信され続けてきた「ヌナカワ姫と八千鉾神の古代のラブロマンス」を史実のように信じ込む人も増えているが、私が口碑や考古学的考察から客観的に導びきだした「悲劇のヌナカワ姫伝説」もジワジワと広まりつつある。
ラブロマンスと悲劇のどちらが創作で真実なのか?とジャッジするのは不毛で、どちらに共感できるかという個々の感受性の問題だろう。

長者ヶ原遺跡は気分がいい場所。
私と丁々発止と落後の話しができるほどの落語好きには滅多に出逢わないのだが、順平さんとは落語談義に花が咲き、しかも私と同じく柳家さん喬師匠が贔屓と知った。初対面でこれほど気が合う人も珍しい。
一日に20人限定のこだわりのカレー屋さんは、鎌倉在住の友人も常連のようだ。
元はエスニック物品販売チェーン店の「チャイハネ」のバイヤーとして海外経験も豊富だから、話題は尽きない。

同行のミュージシャン絢一郎さんが、個展で買った横尾忠則の画集をなぜか土産に選んでくれた。

私が保育園児からの横尾ファンと知る人は少ないのに、趣味嗜好を知らない初対面の私への土産に横尾忠則の画集を選ぶ淳一郎さんの感受性は常人離れしているといっても過言ではなく、もしや宇宙人ではないか?と疑っている(笑)
はやくも次回は家族や友人を連れて来たいという話が出ているが、長者ヶ原遺跡で縄文キャンプ、真冬の日本海で荒れ狂う怒涛体験、春の「けんか祭り」、夏の海遊びの旅もありだ。
楽しいねぇ。ヒスイ職人になってエカッタ!
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