お客様から勾玉と奴奈川神社のお守りセットのご注文。
お守り袋に入れる勾玉は小指の先ほどの小ささ。今時の安い勾玉は中国などでの量産品が多いのだけど、勾玉の意味をしらない文化圏の人が作った勾玉はカシューナッツみたい(笑) 実際に東南アジアでは私のヒスイ勾玉を見た現地の人から「なんだそれ?カシューナッツ??」と聞かれる。超小型だけども縄文時代風のデザインにして、研磨だって鏡面仕上げ(モドキだが)くらいに作ってあるのだぞ。
奴奈川神社のお守り袋に入れてお届け!タイミングよく他のお客様から国産大麻がプレゼントされてきたので、撚り紐を作って勾玉に結び付けた。
奴奈川神社は奴奈川姫を祀った神社で、糸魚川市にある一の宮や白山神社もかっては奴奈川神社と呼ばれていたし、現在でも遠く中越まで分布する奴奈川族の信仰を集めた鎮守様である。
現在の糸魚川市には田伏地区に奴奈川神社が残っている。
奴奈川神社の拝殿の中に囲炉裏がある。私が知る限りでは糸魚川市の白山神社にもある。
奴奈川族は縄文時代から古墳時代くらいまでヒスイ加工をしていたと推測される人々で、我々糸魚川市民のご先祖。
その分布は糸魚川市の黒姫山と柏崎市の黒姫山、妙高市の黒姫山に囲まれたトライアングルゾーンと推測されている。
という事は奴奈川族の宗教的リーダーと推測される奴奈川姫は、ヒスイの女神的存在であったハズなのに、伝説や伝承、記録には奴奈川姫とヒスイとの関連が一切述べられていないのが不思議。
歴史の流れの中に埋没した謎の一つですな。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます