糸魚川市の想定津波高さが、最大で10・6mに更新されていたことを知らなかったのは、わたしだけでなかった。会う人ごとに添付した資料を見せては驚かれている。
せっかく沿岸を走る国道8号線の海抜と、地区ごとの想定津波を比べられる見やすい表を公表しているのに、市民に周知徹底されてないのはもったいない。
行政は防災対策に本腰をいれて、南海トラフ地震が予想される太平洋側地域のように、集落ごとに想定津波高さの標識を建てるなどの周知、津波が国道8号線を超える区間の高台避難ルートの整備が急務ではないだろうか?
元旦の地震の時は高台に避難する車で渋滞したと聞く。災害時の渋滞は緊急車両の通行の妨げにもなるから、津波の恐れのない場所を明示して、慌てず騒がず避難する旨を通知してほしいものだ。
余震はおさまってきたとはいえ、終わりは始まりだから「いつか起きる地震への心配」から、「たったいま地震が起きても被害を最小限にする備え」は必要だ。もちろん市民も行政まかせにするのではなく、自分から情報を得る努力も。
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