縄文人(見習い)の糸魚川発!

ヒスイの故郷、糸魚川のヒスイ職人が、縄文・整体・自然農法をライフワークに情報発信!

異常気象が異常でなくなってきた・・・転ばぬ先の屋根工事

2019年10月04日 18時51分59秒 | ぬなかわヒスイ工房

異常気象が異常ではなくなってきたので、防災対策でぬなかわヒスイ工房の屋根工事。

6年前の創立時にDIYで工房を作った際、室内の明りを考慮して透明なポリカーボネード製波板トタン屋根にしたのだが夏の暑さが尋常ではなく、また強風のたびに傘釘の浮きが心配だったのだ。

当初の屋根は、ポリカーボネード製波板トタンをメインにして、屋根の両端だけガルバリウム鋼板にして破風に巻き込んで強風と雨除け対策をしていた。

ところが屋根材と同じポリカーボネード製の傘釘が曲者で、釘自体が鉄製ということと傘釘内側の防水スポンジが5年目くらいで劣化し始めてトタンに浮きが出てきたので、大雨や強風の時に気が気ではなかった。

トタンの下に透けて見えるのは断熱材で、夏の暑さと冬の寒さに辟易して後から室内側から断熱材を入れた時のもの。

リフォーム前の天井には天窓があってそれなりにお洒落ではあったがとにかく夏は暑く、仕事に没頭していて熱中症になりかけたこともある。

散々考えて市内の匠建築さんに相談したら、既存屋根の上から垂木を打ち、断熱材設置してからガルバリウム鋼板の屋根を張る二重屋根にすれば仕事が早く断熱効果も上がるとアドバイスされて実行。

匠建築さんのW社長は若くして独立して、伝統工法と自然素材に拘る工務店として大忙しの人で、鉋の薄削りに挑む大工技術の大会「削ろう会」の常連でもある。

断熱材の裏表が逆だと笑わないで頂きたい・・・天窓から文字が透けて見えるから( ´艸`)

きちんと墨付けしてから垂木を打たないと、断熱材とトタンがキッチリ張れないから要注意。

不意の来客で中断されたものの、嵐が来る前日に完成!室内気温は2度ほど下がったようだ。

天窓は塞がれてしまったが、これまで大丈夫だったという常識が通用しない時代になっていく気配なので転ばぬ先の杖。

心置きなく仕事に専念できる。

次は強風対策として、伸び放題の庭の樹木の伐採とガーデニング整備の完成を目指す。


郵便配達に観る日本人の美徳・・・大雑把な住所で届いた手紙

2019年10月01日 07時39分53秒 | ぬなかわヒスイ工房

日本経済新聞に紹介された私の記事を見て問合せしてくるのは、シルバー世代が多いようだ。
その中で連絡先が解らないからと、手紙で問合せして頂いたご男性がいた。


郵便番号は間違っているし、宛名も大雑把に「新潟県糸魚川市内 ぬなかわヒスイ工房」だけでよく届いたもんだ。
電話帳には「ぬなかわヒスイ工房」は載っていないから、配達員さんは住所をスマホで検索してくれたのか?
手紙の宛名書きの番地が違っているだけで「お届け先に該当するご住所はありませんでした」と朱印が捺されて返ってくることもあるのに、配達員さんの真摯な行為に感動した。

外国では考えられんよねぇ。
NHKに取材を受けた時もそうだったが、何かと問題になっている大企業であっても、現場は真面目で勤勉な人が支えている。
そう言えば太平洋戦争時の連合国側は、日本軍の兵隊と下士官は世界最高、軍令部と将校は世界最低というような評価していたらしいが、同じ構造なんだろうかねぇ。