今日のレンズは、CanonのMF時代の大口径標準レンズ、FD50mm F1.4です。FD50mm F1.4としては初代のレンズになります。1971年3月から発売されました。半世紀以上前です。同じ50mmF1.4としては、以前にFD50mm F1.4 S.S.C. (II)を取り上げましたが、今日のレンズの2代後になります。ずっしりと重く、いかにもガラスがしっかり詰まっています、というレンズです。

レンズ構成 6群7枚
最短撮影距離 0.45m
フィルター径 55mm
重量 370g
都内の中古カメラ店のジャンク売り場から救出したものです。表面の少しのカビは清掃しましたが、分解がうまくできなかったので内側の小カビはそのままにしてあります。
解放F値では、けっこう滲みます。柔らかく味がある描写をします。

レンズ構成 6群7枚
最短撮影距離 0.45m
フィルター径 55mm
重量 370g
都内の中古カメラ店のジャンク売り場から救出したものです。表面の少しのカビは清掃しましたが、分解がうまくできなかったので内側の小カビはそのままにしてあります。
解放F値では、けっこう滲みます。柔らかく味がある描写をします。

もう少し近づいてみましょう。後ろボケは二線ボケの影響でしょうか、独特のくっきりとした形状のボケが現れます。

背後に光を入れると、癖のあるたくさんの玉ボケが現れます。なかなか立体的な絵になります。

さらに近づいて最短撮影距離付近では、きれいなボケが出て立体的な画面が素敵です。

いずれもSONY α7+CANON FD50mm F1.4
かなり個性的な写りをするレンズですが、こういうレンズは好物なんです。