Mars&Jupiter

おおくぼっちの屋根裏部屋へようこそ!

ミシェル・ランベールの「全世界」、「わが恋人の影」、「秘められた火」、そしてスカイビルからの眺め

2009-08-18 06:44:15 | バロック音楽声楽曲・合唱曲編
昨日は健康診断があり、ウォーキングを休みました。
夜は横浜スカイビル29階の「梅の花」で夜景を見ながら夕食。
さすがに眺めはいいなあという感じで、もちろん店の豆腐料理もうまい。
今回とりあげるのは、1610年生まれのランベールの作品。
ルイ13世の弟君オルレアン(ドルレアン)公の小姓を務め、
エティンヌ・ムーリニエがその才能に着目し、
オルレアン公の宮廷で活躍した歌手で、
1661年からは国王付きの音楽家としても活躍した。

「全世界」、「わが恋人の影」、「秘められた火」各曲の、
作曲年代については詳しくはわからない。
今回聴いたCDはジル・フェルドマンとアニュス・メロンソプラノ、
ギュメット・ロランスのメゾ・ソプラノ、
ドミニク・ヴィスのカウンター・テノール、
ミヒャエル・ラプレニーのテノール、フィリップ・カントルのバリトン・バス、
ウィリアム・クリスティ指揮のレ・ザール・フロリアン等の演奏による。

「全世界」はソプラノ独唱から始まる軽快で華やかな曲で、
5声による舞曲風の作品で、2部形式により2つの歌が歌われる。
「わが恋人の影」は、リュートやフラウト・トラヴェルソなどの器楽で、
最初長めの序奏を奏で、カウンター・テノールの独唱が入る。
自由でたっぷりと歌い上げる歌は、叙情的で甘美である。
「秘められた火」は、器楽によるサラバンド風の序奏に続き、
4声により歌われる美しい歌で、2部形式で作られている。
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