Mars&Jupiter

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あなどれない夏風邪の脅威、ルイジ・ロッシのオラトリオ「後悔した罪人」より「ため息をつくがいい」を聴く

2009-08-10 07:20:58 | バロック音楽声楽曲・合唱曲編
昨日はウォーキングを休みました。
夏風邪はあなどれないもので、なかなか治らない。
今回取り上げるのは、1597年頃生まれたロッシの作品。
少年時代ナポリ宮廷に少姓として仕え、ジョバンニ・デ・マッケに師事し、
その後成人してからはローマを中心に活躍したイタリアの作曲家である。
室内カンタータを多く残し、声楽曲の分野で中心的な役割を果たしたようだ。
その後パリに招かれ、「オルフェオ」を上演し、
初めてイタリア・オペラを聴くパリの聴衆に大旋風を巻き起こしたようだ。
オラトリオ「後悔した罪人」の詳しい作曲年代は分からない。
その中の「ため息をつくがいい」が収録されているので聴いた。
今回聴いたCDはウィリアム・クリスティ指揮、
レ・ザール・フロリアンの演奏による。

器楽のみによりしんみりと始まる前奏は美しい。
それに続き5声による重唱が歌われ、
その作り出されるハーモニーも悲哀に満ち美しい。
ため息という雰囲気が伝わってくる曲である。
そのあと器楽のみによる間奏が続き主旋律が奏される。
そして再び5声による重唱が歌われ、
そのあとオルガンと器楽による後奏があり、静かに終わる。
コメント
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