Mars&Jupiter

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アンドレ・カンプラのカンタータ「エネーとディドン」を聴きながら、横浜駅から桜木町まで歩く

2009-08-15 12:26:25 | バロック音楽声楽曲・合唱曲編
昨日の夜は1年ぶりに再会した卒業生と酒を飲み、
会社のことや生活のことなどいろいろな話をした。
ポスト・モダンの話が出てくるところが楽しい。
大学院にいた時もポスト・モダンの話がよく出ていたので懐かしい。
余暇を使って最近は色々な本を読んでいるとのことで、
フローデルの『地中海』を読んでいるといって驚いた。
私も読もうと思ってみたものの途中で挫折した本だ。
これに刺激されて読んでみるのもいいかなあと思ったりもする。
お勧めの本は何かを聞かれて戸惑う自分自身ではあったが、
ハンナ・アレントの『人間の条件』をあげておいた。
この本は大学院の時に読んでなるほどと感心させられた。
とりあえず、咄嗟に思いついたのがその本であった。

昨日は横浜駅から桜木町まで歩きました。
ひさしぶりに県立図書館に行って本を借りてきた。
途中聴いたのは、1660年生まれのカンプラの作品。
エクス・アン・プロヴァンスの外科医として生まれた彼は、
アルルやトゥールーズで活躍したのちにパリに定住し、
ノートルダム大聖堂の楽長や、オペラ座指揮者などの要職を歴任した。
カンタータ「エネーとディドン」は、1714年発表された曲で、
「フランス風カンタータ集」第2巻の巻末を飾る作品である。
ヴェルギウスの「アエネイス」の中で語られるトロイの英雄アエネアスと
カルタゴの女王ディドの悲しい恋の物語なのだそうだ。

今回聴いたCDはジル・フェルドマンのソプラノ、
ジャン=フランソワ・ガルデイユのバリトン・バス、
ウィリアム・クリスティ指揮、レ・ザール・フロリアンの演奏による。
器楽による軽快な伴奏に乗って、ソプラノとバリトンの二重唱が始まる。
それが終わるとしみじみと歌うバリトン独唱の部分となる。
そして次が優雅な感じのソプラノ独唱の部分となる。
そしてバリトン独唱、ソプラノ独唱の部分となり、
最後はソプラノとバリトンの二重唱となって終わる。
コメント
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