昨日は横浜から星川駅まで歩きました。
途中聴いたのは、1605年生まれのカリッシミの作品。
彼は、ティヴォリやアッシジなどで活躍した後に、
ローマにある聖アポリナーレ(タポリナーレ)教会の楽長に、
1630年から就任し、以後ローマで作曲活動を行った人物である。
オラトリオの確立者として有名なのだそうで、
他にはモテトやカンタータなどの作品も残しているようだ。
オラトリオ「イェフタ」がいつ作曲されたかについては、
1630年から1649年の間ということぐらいしかわからない。
「イェフタ」は旧約聖書の士師記11章に基づく作品で、
戦いに勝利したイェフタと、その結果生贄として
死ななければならないイェフタの娘の悲劇を扱った作品である。
今回聴いたCDはコンラート・ユングヘーネルの指揮、
カントゥス・ケルンの演奏による。
第1曲”Cum vocasset in proelium filios Israel”は、
テノール独唱から始まり、やがて6声の合唱となる。
独唱と合唱が繰り返されていくが、作曲技法は素晴らしい。
ルネサンス的なポリフォニックな部分を残しながら、
最後は祈りのような感じで静かに終わる。
第2曲”Cum autem victor Jephte”は、
バス独唱から、ソプラノ独唱へと移り、
オルガン、チェンバロの伴奏に乗っていきいきと歌われ、
ソプラノとアルトによる二重唱、ソプラノ独唱、6声の合唱となる。
イスラエルの勝利が歌われ、華やかに終わる。
第3曲” Cum vocasset Jephte”は、
イフェタ役のテノールによる少し悲しげな歌で始まる。
イフェタの娘役のソプラノがそのあと歌い、
両者の歌のやりとりが続くが、ここで戦勝の際には、
我が家ではじめに自分を迎えた者をいけにえに捧げると
神に誓ったイフェタの嘆きが感じ取れるようである。
第4曲”Abiit ergo in montes filia Jephte”は、合唱で始まり、
そのあとソプラノ独唱(イフェタの娘)による嘆きの歌が続く。
背後で歌われる女声による二重唱はこだまのように響き、効果的である。
第5曲”Plorate filii Israel”は、合唱によってしめやかに歌われる。
この最後の合唱の重なりあうハーモニーの響きは美しい。
途中聴いたのは、1605年生まれのカリッシミの作品。
彼は、ティヴォリやアッシジなどで活躍した後に、
ローマにある聖アポリナーレ(タポリナーレ)教会の楽長に、
1630年から就任し、以後ローマで作曲活動を行った人物である。
オラトリオの確立者として有名なのだそうで、
他にはモテトやカンタータなどの作品も残しているようだ。
オラトリオ「イェフタ」がいつ作曲されたかについては、
1630年から1649年の間ということぐらいしかわからない。
「イェフタ」は旧約聖書の士師記11章に基づく作品で、
戦いに勝利したイェフタと、その結果生贄として
死ななければならないイェフタの娘の悲劇を扱った作品である。
今回聴いたCDはコンラート・ユングヘーネルの指揮、
カントゥス・ケルンの演奏による。
第1曲”Cum vocasset in proelium filios Israel”は、
テノール独唱から始まり、やがて6声の合唱となる。
独唱と合唱が繰り返されていくが、作曲技法は素晴らしい。
ルネサンス的なポリフォニックな部分を残しながら、
最後は祈りのような感じで静かに終わる。
第2曲”Cum autem victor Jephte”は、
バス独唱から、ソプラノ独唱へと移り、
オルガン、チェンバロの伴奏に乗っていきいきと歌われ、
ソプラノとアルトによる二重唱、ソプラノ独唱、6声の合唱となる。
イスラエルの勝利が歌われ、華やかに終わる。
第3曲” Cum vocasset Jephte”は、
イフェタ役のテノールによる少し悲しげな歌で始まる。
イフェタの娘役のソプラノがそのあと歌い、
両者の歌のやりとりが続くが、ここで戦勝の際には、
我が家ではじめに自分を迎えた者をいけにえに捧げると
神に誓ったイフェタの嘆きが感じ取れるようである。
第4曲”Abiit ergo in montes filia Jephte”は、合唱で始まり、
そのあとソプラノ独唱(イフェタの娘)による嘆きの歌が続く。
背後で歌われる女声による二重唱はこだまのように響き、効果的である。
第5曲”Plorate filii Israel”は、合唱によってしめやかに歌われる。
この最後の合唱の重なりあうハーモニーの響きは美しい。