昨日は西谷駅から三枚町まで歩きました。
途中聴いたのは、1567年生まれのモンテヴェルディの作品。
クレナモで生まれた彼は、インジェニェーリに師事し、
マントヴァの宮廷で歌手及びヴィオール奏者として活躍し、
1602年にはマントヴァ宮廷の楽長に就任した。
1613年以降はヴェネツィアのサン・マルコ大聖堂楽長として活躍したようだ。
オペラやマドリガーレ、宗教曲などの分野で多くの作品を残した。
もともとモンテヴェルディ家はクレナモの名家であり、
楽器製造、楽器商、音楽家などを数多く輩出しているようだ。
大いにあるようだが、彼自身は経済的には困窮していたようである。
「タンクレディとクロリンダの戦い」は、
1638年に出版された「戦いと愛のマドリガーレ集第8巻」に収められた1曲だ。
今回聴いたCDは、フランソワーズ・スメラのソプラノ、
エードリアン・ブランドのテノール、ニコラ・リヴァンクのバス
ウィリアム・クリスティ指揮、レ・ザール・フロリアンの演奏である。
「タンクレディとクロリンダの戦い」は、
詩人トルクアート・タッソーの劇的叙事詩「解放されたイェルサレム」の、
第12歌に基づいて作曲された作品で、
1624年にモチェニゴの館で初演されているようである。
チェンバロの伴奏に乗ってバスが歌って始まる。
戦争を描写するような軽快で勇ましい感じの音楽が流れ、
ソプラノが入り、続いてテノールが入り音楽が展開されていく。
十字軍を舞台に勇士タンクレディは、クロリンダと戦う。
しかし、彼はクロリンダが女性であることを知らず一騎打ちを申し込む。
タンクレディは、クロリンダに何者であるかを名乗るようにいうが、
彼女はそれを拒否し、お互いに戦い続ける。
そしてクロリンダが破れ、死が迫っている中で、
クロリンダはタンクレディの胸中で洗礼を受けたいと願う。
近くの川から水を汲んできたタンクレディは、
敵の兜を取った時にクロリンダが女性であることを知る。
弦楽器等による伴奏は劇的な世界の情景を音楽で表現し、
その上で歌い手によって展開され、素晴らしいものだ。
敵の兜を取った時のタンクレディの驚きと感情が、
弦楽器などによってうまく表現されている感じである。
さすが、モンテヴェルディらしいドラマティックな作品である。
途中聴いたのは、1567年生まれのモンテヴェルディの作品。
クレナモで生まれた彼は、インジェニェーリに師事し、
マントヴァの宮廷で歌手及びヴィオール奏者として活躍し、
1602年にはマントヴァ宮廷の楽長に就任した。
1613年以降はヴェネツィアのサン・マルコ大聖堂楽長として活躍したようだ。
オペラやマドリガーレ、宗教曲などの分野で多くの作品を残した。
もともとモンテヴェルディ家はクレナモの名家であり、
楽器製造、楽器商、音楽家などを数多く輩出しているようだ。
大いにあるようだが、彼自身は経済的には困窮していたようである。
「タンクレディとクロリンダの戦い」は、
1638年に出版された「戦いと愛のマドリガーレ集第8巻」に収められた1曲だ。
今回聴いたCDは、フランソワーズ・スメラのソプラノ、
エードリアン・ブランドのテノール、ニコラ・リヴァンクのバス
ウィリアム・クリスティ指揮、レ・ザール・フロリアンの演奏である。
「タンクレディとクロリンダの戦い」は、
詩人トルクアート・タッソーの劇的叙事詩「解放されたイェルサレム」の、
第12歌に基づいて作曲された作品で、
1624年にモチェニゴの館で初演されているようである。
チェンバロの伴奏に乗ってバスが歌って始まる。
戦争を描写するような軽快で勇ましい感じの音楽が流れ、
ソプラノが入り、続いてテノールが入り音楽が展開されていく。
十字軍を舞台に勇士タンクレディは、クロリンダと戦う。
しかし、彼はクロリンダが女性であることを知らず一騎打ちを申し込む。
タンクレディは、クロリンダに何者であるかを名乗るようにいうが、
彼女はそれを拒否し、お互いに戦い続ける。
そしてクロリンダが破れ、死が迫っている中で、
クロリンダはタンクレディの胸中で洗礼を受けたいと願う。
近くの川から水を汲んできたタンクレディは、
敵の兜を取った時にクロリンダが女性であることを知る。
弦楽器等による伴奏は劇的な世界の情景を音楽で表現し、
その上で歌い手によって展開され、素晴らしいものだ。
敵の兜を取った時のタンクレディの驚きと感情が、
弦楽器などによってうまく表現されている感じである。
さすが、モンテヴェルディらしいドラマティックな作品である。