Mars&Jupiter

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アントニオ・デ・リテレスの歌劇「四大元素」を聴きながら、鶴ヶ峰から二俣川まで歩く

2009-08-09 11:00:50 | バロック音楽声楽曲・合唱曲編
昨日は鶴ヶ峰駅から二俣川まで歩きました。
夏風邪をひいたらしく、無理しない距離にした。
途中聴いたのは、1673年生まれのリテレスの作品。
スペイン・ポルトガルを中心に活躍した宮廷作曲家の彼は、
マドリッドにあるスペイン宮廷礼拝堂附属学校で学び、
楽器ではヴィオラ・ダ・ガンバを学んだようだ。
歌劇「四大元素」の詳しい作曲年代は分からない。
今回聴いたCDはマルタ・アルマジョーノとアンネ・グリムのソプラノ、
ローラ・カサリエーゴ、クセニア・メイヤーのメゾ・ソプラノ、
カルロス・メーナのカウンターテノール、ジョルディ・リカルトのバリトン、
エドゥアルト・ロペス・バンゾ指揮、アル・アイレ・エスパノールの演奏による。
(人名表記には一部自信はありません)

四大元素の「空気」、「土」、「火」、「水」がこの歌劇の主役のようだ。
このCDでは「空気」と「水」がソプラノ、
「土」と「火」はメゾ・ソプラノが歌っている。
「曙」は「空気」の役のソプラノが歌っているようだ。
「それ以外には時(時間)」の役としてバリトが歌っている。
冒頭からバロック風というよりはルネサンス音楽的な感じで始まり、
「空気」役のソプラノと「土」役のメゾ・ソプラノが一緒に歌う。
カスタネットも入りスペインらしさを感じさながら、
この「空気」役のソプラノと「土」役のメゾ・ソプラノの二重唱が続き、
「水」役のソプラノが水の泡を思わせるようなギターの動きにのって歌う。
そして「火」役のメゾ・ソプラノの時にはカスタネットが情熱的なリズムを刻む。
そのあとは、「水」と「火」による二重唱、「空気」、「土」の独唱が続く。
全体の合奏のあと、「曙」、「時」役の独唱が続き、
「火」の独唱のあと「空気」、「土」と「水」の三重唱となり、
「時」、「土」の独唱がそれぞれ続いて合奏と独唱者全体の歌になる。
「空気」、「水」、「曙」の独唱が続き、
「空気」、「土」、「火」、「水」の四重唱、
短い合奏のあと、「空気」と「火」の二重唱、
最後は四大元素と「曙」、「時」による重唱となって終わる。
それにしても歌詞がないものだからある場面で、
何をそれぞれ歌っているかの内容はわからない。
イタリア風のオペラということであるが、
彼自身の強烈な個性がにじみ出ている作品である。
コメント
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