フランチェスコ・ドゥランテのマニフィカト変ロ長調を聴きながら、二俣川から鶴ヶ峰まで歩く

昨日は二俣川から鶴ヶ峰駅まで歩きました。
途中聴いたのは、1684年生まれのドゥランテの作品。
バッハとほぼ同時代を生きたイタリアの作曲家である彼は、
ナポリ近郊のフラッタマッジョーレに生まれ、
叔父から音楽の手ほどきを受け、フランコーネに師事した。
聖オノフリオや聖マリア・ディ・ロレートなど多くの音楽院で、
教育活動に従事し、ペルゴレージなどすぐれた弟子を輩出した。
マニフィカト変ロ長調の作曲年代については詳しいことはわからない。
今回聴いたＣＤはアン・モノイオスのソプラノ、
バルタザール＝ノイマン合唱団、トーマス・ヘンゲルブロック指揮、
フライブルク・バロック・オーケストラの演奏による。

軽快な弦楽合奏の伴奏により、女声合唱と男声合唱が掛け合いながら、
第１曲のマニフィカトが始まり、合唱が奏でる旋律は美しい。
第２曲エト・ミゼリコルディアはソプラノ独唱による叙情的な曲で、
合唱による短いフェチト・ポテンツィアムにそのまま続く。
第３曲デボスイト・ポテンテスは合唱による対位法風の曲である。
第４曲スシピト・イスラエルは、テノールとバスによる二重唱。
その旋律は甘美であり、優雅さを感じさせてくれる。
第５曲スイクト・ロクトゥス・エストは、合唱による短い華やかな曲。
第６曲グロリア・パトリは合唱による美しい短い曲で、
続いてスイクト・エラト・イン・プリンチピオに入る。
冒頭の合唱の旋律が戻り、アーメンを復唱しながら華やかに終わる。