Mars&Jupiter

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アントニオ・ヴィヴァルディの「マニフィカト」ト短調を聴きながら、ウォーキングはお休み

2009-08-06 06:19:00 | バロック音楽声楽曲・合唱曲編
昨日は3日間続いた行事が終わり、その飲み会があった。
そんなことがあったので、ウォーキングは休みました。
今回とりあげるのは、1678年生まれのヴィヴァルディの作品。
今回からバロック音楽声楽曲・合唱曲編に入る。
彼の略歴については、協奏曲・管弦楽編の時同様に省略する。
独唱、合唱、弦楽合奏と通奏低音のための「マニフィカト」ト短調RV.610の
作曲年代に関する詳しいことは、分からない。
今回ずっと前に買っていて未開封のままであったCDを開封した。
演奏はエミリア・クンダリ、アンジェラ・ヴェルチェッリのソプラノ、
アンナ・マリア・ロータのアルト、トリノ・ポリフォニコ合唱団、
カルロ・フェリーチェ・チッラリオ指揮、
ミラノ・アンジェリクム室内合奏団によるものである。

曲は、11の部分から構成されている。
合唱による壮大で堂々としたマニフィカトに続き、
軽快で明るいソプラノ独唱と、感傷的で甘美なソプラノ独唱、
そしてゆったりとしたテンポで堂々と歌われるソプラノ独唱が続く。
これら独唱はオペラのアリアのようでもあり、華やかさがある。
そのあと合唱による宗教的な厳かさをもった曲、
弦楽の騒がしい感じの伴奏に続くユニゾン的な合唱が続き、
アルト独唱による叙情的な感じの曲となる。
そして合唱がユニゾン風に堂々とした曲を歌い、
厳かで牧歌的な感じの曲がゆったりとしたテンポでアルトにより歌われる。
最後はグロリア・パトリ(父と子の聖霊に栄光が有るように)という
栄光の賛歌と思われる合唱が歌われ、ユニゾン的な歌い方から、
ポリフォニックな合唱になり、堂々とした感じで終わる。
ヴィヴァルディのこのあたりにみせる作曲技法はなかなかだなあと思う。
コメント
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