Mars&Jupiter

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ヘンリー・パーセルの歌劇「インドの女王」を聴きながら、三枚町から西谷まで歩く

2009-08-13 14:49:42 | バロック音楽声楽曲・合唱曲編
昨日は三枚町から西谷駅まで歩きました。
途中聴いたのは、1658年生まれのパーセルの作品。
彼の経歴は器楽曲・室内楽曲編で触れたので省略する。
ガーディナーによるパーセル作品集のCDが未開封だったので、
この機会をいいことに聞いてみようとして開封した。
その中で今回はセミ・オペラ「インドの女王」のCDを聴く事にした。
歌劇「インドの女王」は1695年に作曲され、未完に終わった作品である。
ドライデンとハワードの合作台本によるこの作品は、
王位争奪を目論むいわゆる「インド(インディオ)の女王」
ゼンポアラ(センポアラ)と勇者モンテズマとの戦いが展開される。
今回聴いたCDはローゼンマリー・ハーディのソプラノ、
マーティン・ヒルとジョン・エルウィスのテノール、
アシュリー・スタンフォードのカウンター・テノール、
ダヴィッド・トーマスのバリトン・バス、スティーヴン・ヴァーコーのバリトン
ギリアン・フィッシャーのソプラノそして他の独唱者と、
ジョン・エリオット・ガーディナー指揮、モンテヴェルディ合唱団、
イングリッシュ・バロック・ソロイスツの演奏による。

最初は、管弦楽による劇に入る前の音楽・前奏曲が続く。
トラペット・テューンに続き、プロローグから歌が入る。
テノール、ソプラノ、そしてその二重唱による歌が続き、
トラペット・テューンが繰り返され、第2幕のシンフォニーに入る。
カンツォーナ、アダージョ、アレグロと続いて終わり、
独唱と合唱と管弦楽による壮麗な音楽になり、
ヘンデルを思わせるスケールの大きい音楽は素晴らしい。
そのあとは独唱者による歌が続き、
幕の最後は最初の独唱と合唱と管弦楽による壮麗な音楽が再び現れ、
力強く終わり、第3幕に入り器楽のみによる演奏がしばらく続く。

それが終わるとバリトン独唱が入り、ここは歌としても長いところだ。
そのあとはオーボエのためのシンフォニーが入り、それが終わると、
オーボエと絡み合う中でテノール独唱がしんみりとした曲を歌う。
トランペット序曲がそのあと続き、対位法風の音楽が展開される。
そして男声による二重唱と女声による二重唱と合唱が続き、
ソプラノ独唱に続きその前の女声による二重唱と合唱が繰り返され、
最後は管弦楽のみによる合奏により第3幕は静かに終わる。
第4幕はソプラノ独唱による哀愁を漂わせた旋律が歌われ、
弦楽合奏がそれを引き継ぎ、最後にソプラノ独唱が再び入って終わる。
第5幕はバリトン・バス独唱と合唱により歌われ、終わる。

最初のプロローグの少年(ヒル)の歌うところで空耳発見、
「no more」は「飲も(う)」に聴こえてしまうし、
「and opening buds」は「飲みます」に聴こえてしまい、
歩いている間にあれっ?と思った。
どうして聴こえてしまうかわかならいが、
夏風邪で飲むのをやめていたビールを飲もうと、
家に帰って缶ビールのふたを開けて飲む。
自分の中の欲求の声がそう聴かせるのかとも思ったが、
再び聴いてみても「飲もう」「飲みます」って聴こえるなあ。
コメント
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