Mars&Jupiter

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ヤン・ディスマス・ゼレンカのトリオ・ソナタ第4番ト短調を聴きながら二俣川から西谷まで歩く

2009-08-02 05:33:53 | バロック音楽器楽曲・室内楽曲編
昨日は二俣川から西谷駅まで歩きました。
途中聴いたのは、1679年生まれのゼレンカの作品。
彼の略歴については、協奏曲・管弦楽編で触れたので省略する。
今回聴いたトリオ・ソナタ第4番ト短調は、2つのオーボエと、
ファゴットおよび通奏低音のための作品であり、
当時ドレスデンの宮廷で活躍していた2人のオーボエ奏者、
(J.C.リヒターとF.ル・リッシュということだ)にために、
1715年頃に作曲されたようである。
今回聴いたCDはホリガーとモーリス・ブールグのオーボエ、
ガヴリーロフのヴァイオリン、トゥーネマンのファゴット、
ブッカレッラのコントラバス、ジャコテのチェンバロ演奏による。

第一楽章アンダンテは 、哀愁漂う主題がオーボエによって示される。
このオーボエに絡んでくるファゴットの音はとても味わい深い。
最後は、テンポを緩め、第二楽章にそのまま続く。
第二楽章アレグロは、対位法による音楽で、
バッハなどを思わせるバロック的な音楽である。
軽快なところは、ヴィヴァルディなどにみられるイタリアの
協奏曲風でもあり、その作曲技法はなかなかである。
ホリガーとブールグによる2つのオーボエの演奏も素晴らしい。
第三楽章アダージョは、牧歌風のゆったりした曲で、
ファゴットが繰り返し演奏する音型が印象的で、
その上を2つのオーボエが歌うような旋律を奏でていく。
第四楽章アレグロ・マ・ノン・トロッポは、
ジークのリズムに基づく楽章ということである。
軽快なテンポで流れていく優雅な音楽の中で、
オーボエと絡み合うファゴットの動きは印象的である。
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