引き続き、カリフォルニア州ヨセミテの東側に位置するロングバレーカルデラの、小さくてプリミティヴな温泉を巡ります。
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前回記事までで紹介した同カルデラ内の各温泉にアクセスする広い未舗装路から、一旦舗装路である"Benton Crossing Road"へ出て、ベントン方面へ北東に進み、ゆるやかな坂を下ります。すると、まもなく左手(西側)に未舗装の路地が分岐するので、その路地に入ります。
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ダート路を800フィートほど進むと駐車スペースに突き当たりますので、ここへ車をとめます。そして、駐車スペースの前にある歩道専用のゲートから、北へ向かって歩きます。
なお、駐車スペースへつながるダート路は雨天時や雪解け時などにぬかるむようですが、舗装されている道路から800フィート、つまり250メートルほどしか離れていませんから、もしダート路のコンディションが悪い場合は、舗装路の路肩に駐車して、歩いてアクセスすることも可能です。
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途中に木道が設けられているトレイルを歩いて小高い丘へ上がってゆくと・・・
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だだっ広い丘の上にぽつんと小さな露天風呂が佇んでいました。今回の目的地である"Hilltop Hot Spring"(別称"Pulky's Pool")に到着です。
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その名の通り丘の上に位置しているために見晴らしがよく、周囲360度全ての方角に対して視界が開けているのですが、特に南側が美しく、シエラネバダの青い山々が左右に果てしなく連なっていました。言葉を失ってしまうほどの絶景です。
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近くに自然湧出している源泉があり、そこからパイプでお湯を引いています。できれば源泉を自分の目で見たかったのですが、周囲がドロドロにぬかるんでいたため、残念ですが見学は諦めることに。
界隈にある他の温泉と同様に、こちらの浴槽も積んだ石をモルタルで固めて造られており、形状はいびつな楕円で、キャパとしては3人サイズ。前回記事で取り上げた"Crab Cooker Hot Spring"には、簡易的なベンチがありましたが、こちらにはそれが無い代わり、浴槽の周りに人工芝が敷かれていました。屋外でお湯を張っているお風呂にしては、浴槽内の苔の発生が見られず、お湯自体も比較的綺麗でしたから、おそらく有志の方(あるいは管理者)によって定期的な清掃が行われているものと思われます。
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源泉のお湯がダイレクトに注がれる湯口の吐出温度は55.2℃という高温ですが、湯口にはバルブが付いていますから、これを開閉することによって湯加減の調整が可能です。
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ちなみに私が訪れた時の浴槽の温度は39.1℃でしたが、バルブを開いてお湯を継ぎ足すことにより、肌寒い気候でも十分温まる40℃以上の湯加減に調整させてもらいました。なおpH値は7.32でした。お湯は無色透明でほぼ無味なのですが、わずかにミシン油のようなアブラ臭が感じられ、湯中ではツルスベと弱い引っかかりの混在する浴感が得られました。前回記事の"Crab Cooker Hot Spring"と似たような泉質なのかもしれません。
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環境、景色、湯加減・・・。ありとあらゆる要素がブリリアント。時間を忘れていつまでも入っていたくなる極上の露天風呂です。ここはオススメ。是非この露天風呂を探して入浴してみてください。
GPS:37.66396, -118.78931,
ロサンゼルス水道電力局(LADWP)の管理地であるため、夜間の立ち入りや宿泊(キャンピング等)は不可能。日中の立ち入りは自由。
無料
備品類無し
"Clothing Optional"なので、水着の着用は任意(裸の入浴も可能)。
私の好み:★★★
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前回記事までで紹介した同カルデラ内の各温泉にアクセスする広い未舗装路から、一旦舗装路である"Benton Crossing Road"へ出て、ベントン方面へ北東に進み、ゆるやかな坂を下ります。すると、まもなく左手(西側)に未舗装の路地が分岐するので、その路地に入ります。
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ダート路を800フィートほど進むと駐車スペースに突き当たりますので、ここへ車をとめます。そして、駐車スペースの前にある歩道専用のゲートから、北へ向かって歩きます。
なお、駐車スペースへつながるダート路は雨天時や雪解け時などにぬかるむようですが、舗装されている道路から800フィート、つまり250メートルほどしか離れていませんから、もしダート路のコンディションが悪い場合は、舗装路の路肩に駐車して、歩いてアクセスすることも可能です。
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途中に木道が設けられているトレイルを歩いて小高い丘へ上がってゆくと・・・
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だだっ広い丘の上にぽつんと小さな露天風呂が佇んでいました。今回の目的地である"Hilltop Hot Spring"(別称"Pulky's Pool")に到着です。
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その名の通り丘の上に位置しているために見晴らしがよく、周囲360度全ての方角に対して視界が開けているのですが、特に南側が美しく、シエラネバダの青い山々が左右に果てしなく連なっていました。言葉を失ってしまうほどの絶景です。
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近くに自然湧出している源泉があり、そこからパイプでお湯を引いています。できれば源泉を自分の目で見たかったのですが、周囲がドロドロにぬかるんでいたため、残念ですが見学は諦めることに。
界隈にある他の温泉と同様に、こちらの浴槽も積んだ石をモルタルで固めて造られており、形状はいびつな楕円で、キャパとしては3人サイズ。前回記事で取り上げた"Crab Cooker Hot Spring"には、簡易的なベンチがありましたが、こちらにはそれが無い代わり、浴槽の周りに人工芝が敷かれていました。屋外でお湯を張っているお風呂にしては、浴槽内の苔の発生が見られず、お湯自体も比較的綺麗でしたから、おそらく有志の方(あるいは管理者)によって定期的な清掃が行われているものと思われます。
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源泉のお湯がダイレクトに注がれる湯口の吐出温度は55.2℃という高温ですが、湯口にはバルブが付いていますから、これを開閉することによって湯加減の調整が可能です。
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ちなみに私が訪れた時の浴槽の温度は39.1℃でしたが、バルブを開いてお湯を継ぎ足すことにより、肌寒い気候でも十分温まる40℃以上の湯加減に調整させてもらいました。なおpH値は7.32でした。お湯は無色透明でほぼ無味なのですが、わずかにミシン油のようなアブラ臭が感じられ、湯中ではツルスベと弱い引っかかりの混在する浴感が得られました。前回記事の"Crab Cooker Hot Spring"と似たような泉質なのかもしれません。
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環境、景色、湯加減・・・。ありとあらゆる要素がブリリアント。時間を忘れていつまでも入っていたくなる極上の露天風呂です。ここはオススメ。是非この露天風呂を探して入浴してみてください。
GPS:37.66396, -118.78931,
ロサンゼルス水道電力局(LADWP)の管理地であるため、夜間の立ち入りや宿泊(キャンピング等)は不可能。日中の立ち入りは自由。
無料
備品類無し
"Clothing Optional"なので、水着の着用は任意(裸の入浴も可能)。
私の好み:★★★