温泉逍遥

思いつきで巡った各地の温泉(主に日帰り温泉)を写真と共に紹介します。取り上げるのは原則的に源泉掛け流しの温泉です。

重慶市沙坪覇区 融匯温泉 その1(アクセスと入館)

2019年09月12日 | 中国
重慶市街には数々の温泉入浴施設があり、より多くのお客さんを集めるべく凌ぎを削っています。そんな中で地元の方はもちろん、現地に滞在する邦人の方や外国人旅行者など、様々な客層から人気を得ている融匯温泉(融汇温泉)へ行ってみることにしました。



まずは地下鉄に乗って沙坪覇(沙坪坝)で下車します。
沙坪覇は重慶市の西部に位置する近郊の主要拠点。中心部には大きなショッピングモールが建ち並んでおり、大変賑わっています。



地下鉄の駅から地上に上がったところにある、十字型の大きな広場は三峡広場と称し、歩行者天国になっています。その名の通り、広場には三峡ダムを模したモニュメントが設えられていました。



その三峡広場から南側にある鉄道駅へ向かって歩き、駅前を東西に横切る通り(沙坪坝站西路)を右(西)へちょっと進むと、温泉へ向かう路線バスが発着する「站西路」バス停に辿り着きます。ここから乗るべきバスは224番と228番(内環)です。両系統とも比較的本数は多いので、さほど待つことなく乗れるはずです。



私は224番に乗車しました。10分ほどで終点の融匯温泉に到着。



温泉街と言うより、新しく造成された高層ビル群の街といった感じ。



中心部には外資系のラディソンホテルが威風堂々と構えています。





そのラディソンホテルのお隣が、今回の目的地である融匯温泉です。
日本のスーパー銭湯なんて足元にも及ばないほど立派な建物ですね。



まるでホテルのロビーを想像させる館内。とても温泉入浴施設とは思えず、私のような小汚い庶民でも受け付けてくれるのか、若干卑屈になり不安を覚えてしまいましたが、フロントで入浴したい旨を伝えると、事務的ながらスムーズに受け付けてくれました。このフロントではロッカーや精算で使うリストバンドを受け取り、利用料を含めた料金は退館時に全部まとめて精算します。



平日と休日など日によって料金が変わるため、フロントにはその日の料金表が掲示されているのですが、その下には浴槽の水質検査の結果も掲示されており、その日の水質は基準値以内であることを示していました。
なおこの水質検査の掲示には、温泉に関する基礎データも表示されていました。これによると湧出量5000㎥、湧出温度54℃、硫酸钙镁泉(Ca・Mg-硫酸塩泉)とのことです。





フロントの柱に掲出されている額の数々。上は天然温泉であることを証するものでしょう。下は「中国星級温泉」と書かれ、5つの★が浮かび上がっています。中国の温泉旅行企業評定星級委員会という組織が5つ星の温泉であると認定したようです。またその隣には日本健康開発財団から送られた「温泉健康増進施設の基準を満たしている」推進施設の認定状が掲げられていました。そんなに良い温泉なのかしら。



さて、ゲートを通過して中へ。
ラグジュアリ感溢れるラウンジは、高級ホテルそのもの。



男女別の更衣室入口。これだけ大きく表示されていたら、言葉が分からなくても迷うことはありませんね。



更衣室は大変広く、とても数えきれないほどたくさんのロッカーが用意されていますが、実際に使うのはリストバンドで指定されている番号の所です。ロッカーの中にはタオルと館内履きのサンダルが収められています。シャワーブースもたくさんあり、混雑することはありません。

とにかく大きくて綺麗で立派な施設なのですが、さて肝心のお風呂やお湯はどうなんでしょうか。
続きは次回記事にて。

次回に続く。








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