peaの植物図鑑

草や木の花や木の実(果実)、特に山野草が好きで、デジカメを持ち歩いて撮っています。2024年3月、85歳になります。

イワカガミ(岩鏡)

2008年05月06日 | Weblog
千厩野草会の「春の山野草展」から
イワカガミ(岩鏡) 2008年5月5日




2008年5月5日(月)、一関市千厩(せんまや)町千厩にある千厩ショッ
ピングモール「エスピア・ホール」で、千厩野草会(会長・小野寺義昭)
の「春の山野草展」が開かれていましたので、行ってきました。花を付け
たイワカガミ(岩鏡)が展示されていました。




八幡平のイワカガミ(岩鏡) 2006年7月26日

2006年7/26(水)、八幡平の「八幡沼周辺自然探勝路(総延長3390m)」
を歩いた際、八幡沼北側の桟道わきなどに「イワカガミ(岩鏡)」の花が
咲いていました。時期的に遅かったようで、群生したものは見つけられま
せんでした。






イワカガミ(岩鏡)イワウメ科 イワカガミ属
 Schizocodon saldanelloides
山地~亜高山の樹林の中や岩場などに生える常緑の多年草で比較的
乾燥気味のお花畑などに多い。葉は長さも幅も3~6cmで長い柄があり、
鏡のようによく光を反射する。縁には鋭い小さな鋸歯がある。生える
場所によっては濃赤色の葉になる。

4~7月、葉の間から高さ10cmほどの花茎を伸ばし、淡紅色の花を下向
きに3~6個つける。花は直径1~1.5cmで、花弁の先が房のように(フリ
ンジのように)細かく切れ込む。

和名は、丸くて光沢のある葉を鏡に見立てたもの。
分布:北海道南部~九州、四国

 なお、全体として小形のものを「コイワカガミ(小岩鏡)」と呼ぶこ
とがある。花が白い「ヒメイワカガミ(姫岩鏡)」と呼ばれるものが、
中部地方南部の亜高山に自生するという。また、日本海側に分布する葉
が大きなものを「オオイワカガミ(大岩鏡)f.magnus」という。