peaの植物図鑑

草や木の花や木の実(果実)、特に山野草が好きで、デジカメを持ち歩いて撮っています。2024年3月、85歳になります。

オオデマリ(大手鞠)/テマリバナ(手鞠花)

2008年05月27日 | Weblog
一関市大東町渋民のオオデマリ(大手鞠)
/テマリバナ(手鞠花) 2008年5月27日









2008年5月27日(火)、一関市大東町大原字渋民の渋民橋の所にある
花壇に植えられた「オオデマリ(大手鞠)/テマリバナ(手鞠花)」が
大きな白い花を沢山咲かせていました。
国道343/456号線と砂鉄川に挟まれた小さな花壇ですが、いつも何かの
花が咲いています。「無刑録」を書いた芦東山先生の故郷です。





オオデマリ(大手鞠)スイカズラ科 ガマズミ属
viburnum plicatum
山地に生える「ヤブデマリ」の園芸種。花が全て装飾花になったもの
で、観賞用として公園や庭などに植えられている。落葉低木で、高さ
は1~3mになる。葉は対生し、長さ7~16㎝の広楕円形で、表面の脈が
凹み、皺状になっている。

花期は4~5月。白いマリ(鞠)のような花の集団は大きいものだと直
径12㎝もある。和名は、花がマリのように球状に集まってつくことに
よる。別名は「テマリバナ(手鞠花)。アジサイ(紫陽花)の花に似て
いるが、アジサイは萼片が装飾花になったものである。

ハルザキシュウメイギク(春咲秋明菊) 2008年5月27日

2008年05月27日 | Weblog
一関市大東町渋民のハルザキシュウメイギク(春咲秋明菊)
 2008年5月27日






2008年5月27日(火)、一関市大東町大原の渋民という所にある産直
「ふるさと大東」に立ち寄りました。山野草を含む花苗や野菜苗など
の売り場に「春咲きシュウメイギク」と書かれたものがありましたの
で買ってきました。(200円)
シュウメイギク(秋明菊)には「セプテンバー・スプリットAnemone
hupehensis var.japonica cv.September Sprit」など白色の一重咲き
があるので、そうした品種かもしれないと思ったのですが、西洋品種
の山野草のようです。



ハルザキシュウメイギク(春咲秋明菊)
キンポウゲ科 イチリンソウ(アネモネ)属

ハルザキシュウメイギクには2つのタイプがあるようで、花びらが尖って、
付け根からきれいに分離しているものは「アネモネ・ヴァージニアナ
Anemone virginiana」、花びらが丸く付け根が重なるものは「アネモネ・
カナデンシス Anemone canadensis」というようです。
どちらも北米中部から東部、カナダの一部原産の多年草。草丈30~60㎝。
絹毛の多い一重の緑がかった黄色~白花。春咲き。ふつう細かい毛をもつ
長い花柄を2~3本立ち上げる。白い萼片の大きさが不揃いなところなど、
やはり小型のシュウメイギクである。

他に「春咲シュウメイギク」と呼ばれるものには、極小型の「カナダシ
ュウメイギク(Anemone canadensis Meadow Anemone)」、草丈30㎝の
「アネモネ・シリンドリカ(Anemone cylindrica)」などがある。

ニリンソウ(二輪草)

2008年05月27日 | Weblog
北上展勝地のニリンソウ(二輪草)
 2008年5月1日





2008年5月1日(木)、北上市の展勝地公園の「陣ケ丘」登り口付近に
「ニリンソウ(二輪草)」が沢山花を咲かせていました。





花巻市胡四王山のニリンソウ(二輪草)
 2006年4月30日





2006年4/28(金)、花巻市胡四王山には、縦横に遊歩道が整備されて
おり、胡四王神社から下って「カタクリの池」方向に歩いたら「沢の
道」というのがあり、その沢に「ニリンソウ(二輪草)」の群落があり、
花が沢山咲いていました。






ニリンソウ(二輪草)キンポウゲ科 イチリンソウ(アネモネ)属
 Anemone flaccida
落葉樹林の林床や沢沿いなどの湿気が多く日当たりが良い山野に生え、
地下茎や地上茎を出して繁殖する多年草。1本の茎に花が2個つくことか
らこの名がつけられたというが、実際には花が1個のものや3個のものも
ある。

茎は根出葉の中から1~3本出て高さ15~25cmに伸びる。根出葉は有柄、
3出複葉となる。林床や林縁でしばしば大群落を作り、茎頂に径2cmほど
の萼片の変化した白色花を付け、辺り一面に咲かせる。花期は4~5月。

同じ仲間の「イチリンソウ(一輪草)」とは、葉に柄がないことや、小
葉の切れ込みが粗いことで見分けられる。葉は白い斑点があるものが多
い。イチリンソウの花は、直径約4cmある。
また、よく似た「サンリンソウ(三輪草)」は夏咲き。

分布:北海道~九州、中国東北部、サハリン