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peaの植物図鑑

草や木の花や木の実(果実)、特に山野草が好きで、デジカメを持ち歩いて撮っています。2024年3月、85歳になります。

アジュガ・レプタンス/セイヨウジュウニヒトエ(西洋十二単)

2008年05月11日 | Weblog
奥州市埋蔵文化財調査センターのアジュガ/
セイヨウジュウニヒトエ(西洋十二単)2008年5月11日





2008年5月11日(日)、奥州市水沢区佐倉河字九蔵田96-1にある(財)
奥州市文化振興財団・奥州市埋蔵文化財調査センター主催の歴史考古学
講座「戦国時代の考古学~岩手・胆沢地方の戦国時代を考える」が同館
で開催されたので、妻と一緒に行ってきました。駐車場入口道路の脇に
植えられた街路樹(桜)の根元に「アジュガ/西洋十二単」が花を咲か
せていました。







一関市東山町のアジュガ/
セイヨウジュウニヒトエ(西洋十二単) 2006年5月18日



2006年5/18(木)、我が家に近い道路脇に「アジュガ・レプタンス」
が群生して、花を咲かせていました。かなり強い植物のようで、群れ
の中に他の雑草を寄せ付けないようですのでグランドカバーに良いと
思います。





アジュガ・レプタンス/セイヨウジュウニヒトエ(西洋十二単)
シソ科 キランソウ属
Ajuga reptans
ヨーロッパ原産の多年草。庭などに植えられているが、繁殖力が旺
盛で、日なたの空き地などに野生化している。高さは10~25cmぐらい。
花穂は高さ10~15cmぐらいあり、4~5月、青紫色の花を咲かせる。イ
ワチドリなどのランの花に似る。花が群がって、茎の周りに多数つき、
その間にスペード形の小さい葉が、花のすぐ下につく。花と葉が密集
している。
花後は、蔓が出て、途中に葉が展開する。葉の下に根を伸ばし、子株
をどんどん増やしていく。セイヨウキランソウ(西洋金瘡小草)とも
呼ばれる。
仲間にはジュウニヒトエ、ケブカツルカノコソウとがある。

日本産ジュウニヒトエ(在来種)の花の色は淡紫白色、セイヨウジュ
ウニヒトエの花の色は青紫色。また、蔓が伸びてきて、所々の節から葉
を展開し、根を出す。独立した株がいくつもでき、どんどん増えてい
く。一方、日本産ジュウニヒトエは、そのような増え方はしない。

和名の「ジュウニヒトエ」は、花が幾重にも重なって咲く様子を女官
が着た十二単の衣装に見立てたものといわれている。しかし、1つの花
を見ると、十二単を着た女性が手を広げて歩いているシルエットに見
える。
キランソウ(金瘡小草)の仲間Ajuga spp.
日本にはキランソウ、ジュウニヒトエ(十二単)など12種が自生すると
いう。この「アジュガ・レプタンス」を「ジュウニヒトエ」と呼ぶ人が
いるが、ジュウニヒトエは本州や四国の丘陵の林の下や農道のわきなど
に生える多年草で、花は白に近い薄紫色である。

キランソウ(金瘡小草)

2008年05月11日 | Weblog
奥州市大師山森林公園のキランソウ(金瘡小草)
 2008年4月28日






2008年4月28日(月)、奥州市水沢区黒石地区にある大師山森林公園
に行きました。駐車場に車を停め、ドウダンツツジの白い花を撮って
いたら、足元に地面にへばりつくような姿で濃紫色の花をつけたキラ
ンソウ(金瘡小草)がありました。



キランソウ(金瘡小草)シソ科 キランソウ属
Ajuga decumbens
畑や庭の隅、道ばた、林の縁など人里のいたるところに生える多年草。
茎は四方にのび、根生葉はロゼット状(放射状)に広がり、地面に蓋を
したようにへばりついていることから、「ジゴクノカマノフタ(地獄の
釜の蓋)」とも呼ばれる。

花茎は数個出て長さ5~15cmになり、地に伏臥または上端が斜上し、数
対の茎葉をつけ、長さ1.5~3cm、長楕円形または卵形で基部は短い柄に
流れる。葉は長さ4~6cm、幅1~2cmの広倒披針形で鈍頭、縁には鈍い波
状の鋸歯がある。ふつう濃緑色だが、紫色を帯びるものもある。

3~5月、葉腋に唇形で濃紫色の花を数個つける。萼は深く5裂し、裂片
は尖り長い毛がある。花冠は長さ1cm、花筒は長さ約8mm、上唇は短く2裂
し、下唇は大きく3裂し、中央の裂片は大きく、さらに浅く2裂する。

果実は4個の分果よりなり、分果は卵球形で長さ約2mm、盛り上がった網
目模様がある。分布:本州~九州