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peaの植物図鑑

草や木の花や木の実(果実)、特に山野草が好きで、デジカメを持ち歩いて撮っています。2024年3月、85歳になります。

アルメリア/ハマカンザシ(浜簪)

2008年05月14日 | Weblog
一関市東山町のアルメリア
/ハマカンザシ(浜簪) 2008年5月13日



2008年5月13日(火)、一関市東山町長坂字里前の生出(おいで)地区の
道路沿いにある民家の前庭に植えられた「アルメリア/ハマカンザシ(花
簪)」群が花を咲かせていました。接写した花を見ると、和名の「花簪」
も頷けます。






アルメリア/ハマカンザシ(浜簪)イソマツ科 ハマカンザシ(アルメリア)属
Armeria maritima cv.Dwarf Splendeps
北半球北部(イギリスを含むヨーロッパ)の海岸に多く自生する多年草
で、春の花壇の草花として広く栽培されてきた。艶のある針状の葉は長さ
5~8cmで、はっきりした1脈がある。丸く盛り上がった株をつくる。

花期は春から夏(3~5月)、高さ15~20cmに伸びた花茎の先に頭状の集
散花序を形成する。小花序は1~3花からなり、乾膜質の苞が3個あり、外
側の苞は緑色。花の色は紅紫色のほか、白色、深紅色などがある。

和名は「ハマカンザシ(浜簪)」。可愛らしい感じのカンザシ(簪)の
ような花をつけるので、この名がつけられたという。現在は属名そのまま
の「アルメリア」の方がよく知られている。

[栽培]乾燥には強いが、高温と長雨には弱い。日当たりがよく、排水、風
通しのよい場所に植付ける。繁殖は種子または株分けによるが、日本では
種子はできず、秋の株分けで殖やす。

園芸品種には、「ドワーフ・スプレンデンスcv.Dwarf Splendeps」、
「ロゼア・コンパクタcv.Rosea Compacta」など白色や濃紅色の品種があ
る。
ハマカンザシ(アルメリア)属 armeria
北半球を中心に、約80種が分布する常緑の多年草。

フジ(藤)/ノダフジ(野田藤) 2008年

2008年05月14日 | Weblog
一関市役所東山支所のノダフジ(野田藤)
 2008年5月13日






2008年5月13日(火)、一関市東山町長坂字西本町にある一関市役所
東山支所(旧・東山町役場)の玄関口に藤棚がつくられています。こ
の日、このフジ(野田藤)が満開になっていました。






フジ(藤)/ノダフジ(野田藤)マメ科 フジ(ウィステリア)属
Wisteria floribunda
「ノダフジ(野田藤)」と呼ばれることも多い。本州、四国、九州
の山野に自生するが、古くから栽培され、園芸品種も多い。
落葉性の蔓性木本で、ほかの樹木や岩などに巻きついて高く這い上る。
蔓は右巻き(上から見て時計回り)。葉は長さ20~30cmの奇数羽状複葉
で、互生する。小葉は長さ4~10cmの卵形で、11~19(5~9対)あり、
多種より多く、成葉ではほぼ無毛となる。

花期は4~6月、20~50cmときには長さ80~90cmほどにもなる長く垂れ
下がった花序(花穂)に沢山の蝶形花をつける。花は花序(花穂)の基
部から先端に向かって咲いていく。
花色は青紫色で株によって濃淡があり、白花もある。蕾のときは淡紅色
で、咲くと花弁の先が淡紅色となる白花種、淡紅色花がある。
「ヤマフジ(山藤)」は蔓が左巻きで、花穂が短く、また葉に毛が多い。

なお、観賞用として栽培され、花序が90~100cmになる「ノダナガフジ
(野田長藤)」、ヤエフジとも呼ばれる濃紫色で八重咲きの「ヤエコク
リュウ(八重黒竜)」、淡紫色の「イッサイフジ」、淡紅色の「ベニフ
ジ」、藤紫色の「ヤツブサフジ」など多くの園芸品種がある。

フジ(藤)/ノダフジ(野田藤)

2008年05月14日 | Weblog
一関市東山町のノダフジ(野田藤)
 2007年5月14日







2007年5/14(月)、一関市東山町長坂の名勝・げいび渓口にある
「ノダフジ(野田藤)」が、ことしも見事な花を咲かせました。





一関市東山町のシロフジ(白藤)
 2007年5月14日





2007年5/14(月)、一関市東山町長坂字東本町の魚屋さんの
玄関の「シロフジ(白藤)」が見事な花を咲かせています。








一関市東山町げいび渓口のノダフジ(野田藤)
 2006年5月18日



2006年5/18(木)、一関市東山町にあるフジ(ノダフジ)が花の
盛りを迎えています。渓谷美で有名な名勝・げいび渓の入口に植え
られているフジ(藤)も見頃になっていました。







東山町長坂の住宅団地の民家の庭に植えられている幼木も
見事な花を咲かせていました。



東山町長坂の住宅団地の民家の庭先に咲いていた白藤。
見事な花を咲かせていました。



フジ(藤)/ノダフジ(野田藤)マメ科 フジ属 Wisteria floribunda
単に「フジ(藤)」と呼ばれているものは、「ノダフジ(野田
藤)」と呼ばれることも多く、山野に自生しているものも本種
が多いという。古くから栽培され、園芸品種も多い。

落葉性のつる性木本で、ほかの樹木や岩などに巻きついて高く
這い上る。つるは横から見て左巻きで、直径10cmにもなり、
推定年齢1000年余りの古木も現存するという。

葉は長さ20~30cmの奇数羽状複葉で互生する。小葉は5~9対
(11~19枚)あり、長さ4~10cmの卵形。花期は4~6月。長く
垂れ下がった花穂にたくさんの蝶形花をつける。花は花穂の
つけ根から先端に向かって咲いていく。
花穂の長さは20~60cm、ときには80cmになるものもある。
花の色は薄紫(藤色)だが、株によって濃淡があり、淡桃、
濃紫色、白花もある。分布:本州~九州

約9種あるという仲間のうち、日本に自生するのは2種。
多いのは標準和名をフジというノダフジ(野田藤)で、
青森から沖縄まで自生し、庭園ではよく棚作りにされる。

「ヤマフジ(山藤)」は、山陰を除く伊豆半島以西に自生し、
つるは横から見て右巻きで、花穂は10~20cmと短いが、1個
の花はノダフジより大きく、また葉に毛が多い。園芸上は
カピタン(花美短、甲比丹)ともいう。

フジの園芸品種には、フジ(ノダフジ)を親とするものと、
ヤマフジを親とするものの2系統がある。ノダフジの園芸品種
には、白花の品種として昭和白藤や白野田藤がある。
白藤は紫の色素が抜けたもので、葉や葉柄も緑色が淡い。
昭和白藤は花穂が特に長く垂れる品種である。また、花穂が
1mにもなる「野田長藤」や八重咲きの「八重黒竜」など多様。

ヤマフジの園芸品種は、花穂が太くて短く、1個の花が大きい
のが特色。紫花美短(ムラサキカピタン)と白花美短(シロカ
ピタン)の2品種が有名。