peaの植物図鑑

草や木の花や木の実(果実)、特に山野草が好きで、デジカメを持ち歩いて撮っています。2024年3月、85歳になります。

ミズキ(水木)

2008年05月26日 | Weblog
一関市東山町のミズキ(水木)の花
 2008年5月26日




2008年5月26日(月)、一関市舞川と東山町松川の間にある狭山トンネル
の東山側の出入口の所の川岸に生えている7~8mほどもある大きなミズキ
(水木)が花を沢山咲かせていました。






一関市舞川のミズキ(水木)の花
 2007年5月29日




2007年5/29(火)、主要地方道一関~大東線の舞川地区の
道路脇に生えている「ミズキ(水木)」が、白い花を咲かせ
ていました。
枝を水平に広げ、それが何段にもなって、特徴のある樹形
を作っています。




ミズキ(水木)ミズキ科 ミズキ属
Cornus controversa
山地に生える落葉高木で、高さはふつう10~15mほどになる。
樹皮は灰褐色だが、秋には赤く色づく。
枝を水平に広げ、それが何段にもなって特徴ある樹形を作る。

和名は、樹液が豊富で、特に春先に枝を切ると、水のよう
にしたたり落ちるほどであることから「水木」の名がつい
たという。別名:クルマミズキ(車水木)

葉は互生し、長さ5~15cmの広楕円形または広卵形。先は短
く尖り、裏面は細かい毛が多くて白っぽい。

5~6月、直径7~8mmの白色の小さな花が平らな房状に集まっ
て咲く。花弁は4個あり平開する。
果実は直径6~7mmの球形で、10~11月に黒色に熟す。

 材は薪炭材やこけし材に利用された。
分布:北海道、本州、四国、九州、アジア東南部

 なお、良く似た「クマノミズキ(熊野水木)」の花期は、
6~7月でミズキよりも1カ月ほど遅い。

クレマチス・モンタナ

2008年05月26日 | Weblog
一関市街地のクレマチス・モンタナ
 2008年5月24日


2008年5月24日(土)、一関市寺前にあるダルマ薬局&100均ショップで
妻が買い物をしている間、その近くを歩いてみました。いつも何かしら
花が咲いている民家の庭に「クレマチス・モンタナ」が咲いていました。
「スノーフレーク」という最もポピュラーな品種の一つではないかと思
います。


一関市街地のクレマチス・モンタナ
 2006年5月21日


2006年5月21日(日)、一関市街地にある民家の庭に植えられた蕚片
が4枚の珍しい花を見つけました。「クレマチス・モンタナ」という
クレマチスだそうです。
花びら状の蕚片が4枚の「クレマチス」





クレマチス・モンタナ
キンポウゲ科 センニンソウ(クレマチス)属
Clematis montana
クレマチスは大きく分けて、つるを残し越冬する旧枝咲き(モンタナ系、
パテンス系など)や新旧両枝咲き(フロリダ系、ラヌギノーサ系など)と
地上部が枯れ翌年に新枝を伸ばす新枝咲き(ビチセラ系、ジャックマニー
系など)がある。
日本や中国では大輪のクレマチスを鉢に仕立てて鑑賞するが、ヨーロッパ
原産種およびその交配種は花が小さいことから、ヨーロッパでは主に修景
に用いられる。最近はバラと組み合わせてオベリスクやアーチに絡めたり、
ワイヤーで誘引し壁面を這わせる仕立て方が人気でイングリッシュガーデン
の主役を飾るとのこと。

中国西部、インド、ヒマラヤなどに自生する落葉蔓性多年草で草丈は3~
5mになる。小輪多花性で上向きまたはやや横向きに咲く。花径は3~5㎝で
平開する。花弁状の萼片は白色。桃色を帯びる品種もある。花は芳香があ
る。開花期は4~5月。
耐寒性が強く生育旺盛で、着花性がよいので原種系のクレマチスでは最も
広く利用されている種類。特に欧州では壁面緑化などの修景によく利用され
ているとのこと。

管理:高山性の植物で、夏の暑さにやや弱い。旧年枝に花が付くので、強
い剪定は夏前に終える。繁殖は挿し木。植え付け適期:2月下旬~6月上旬、
9月下旬~10月中旬。

桃色の品種には「モモイロハンショウヅル(桃色半鐘蔓)」という和名が
ある。
クレマチス(センニンソウ)属 Clematis
暖地を中心に、北半球に広く分布しており、原種だけで約300種存在すると
言われ、日本をはじめ中国、ヨーロッパ、ニュージーランド、アメリカ・テ
キサス州など世界各地で確認されている。多くは蔓性、ときに直立性の多年
草。花弁をもたず、花弁のように変化した萼をもつ点が特徴で原種は花も小
さく、花色も限定される。

種子(実際は果実)は先端に鞭状の突起があり、その表面に多数の綿毛が
生えている。葉は3出複葉か2回3出複葉で、葉柄は他の植物の茎などにやや
巻き付き、掴むような感じになって茎を固定する。
日本産のものは、ボタンヅル、センニンソウ、ハンショウヅル、カザグル
マ等がある。

クレマチス(Clematis)

2008年05月26日 | Weblog
一関市街地のクレマチス(Clematis) 2008年5月24日






2008年5月24日(土)、一関市山目側の住宅地。数軒の家のフエンスに
からまったクレマチスが花を咲かせていました。















クレマチス(Clematis)キンポウゲ科 センニンソウ(クレマチス)属
 Clematis
「クレマチスClematis」とは「センニンソウ属」の学名だが、園芸界では
「カザグルマ(風車)Clematis patens」や「テッセン(鉄線)Clematis
florida」、その他の原種を交雑して育成された園芸品種の総称として使
われている。

茎は細く、葉柄(巻きひげ)でほかの木などにからみつきながら長く
延びるつる性の落葉低木で、葉は対生する。原種の性質をそれぞれ受け
継いでいるので多種多様であるが、クレマチスは花が大形の品種はほと
んどが花弁状の蕚片が8個あり、この点ではカザグルマの形質を強く受
け継いでいるといえる。

花弁のように見えるのは「蕚片」で、ふつうは6~8枚だが、4枚、5枚、
八重咲きのものもある。直径は6~30cmと品種によって異なる。色は白、
紫、青、ピンク(紅)、赤、黄、これらの複色などがある。花期は5~
10月。(平野部では5月中旬頃、山間部では6月初旬頃咲きはじめる。)

原種の一つである「カザグルマ(風車)」は、本州から九州の山地に
生え、茎は細く褐色でよく伸びる。花は直径10~15cmで枝先に1個ずつ
付き、萼片は8枚で、淡紫か白色。花期は5~6月。

日本では「テッセン(鉄線)」を総称とすることもあり、桃山時代以後
の絵画、織物や蒔絵の模様、図案に多く見られ、愛好されていたことが
うかがえる。
このクレマチスのことを「テッセン」と呼ぶ人が多いが、本物のテッセン
は中国原産で、花径は約6cmと小形で、6枚の花弁状の萼片をもち、淡紫色
か黄白色。花柄に苞がある。花期は5~6月。