peaの植物図鑑

草や木の花や木の実(果実)、特に山野草が好きで、デジカメを持ち歩いて撮っています。2024年3月、85歳になります。

奥州市水沢区のミヤマガマズミ(深山ガマズミ)

2010年06月01日 | 植物図鑑

P2420715

P2420714

P2420022

P2420097

2010年5月30日(日)、大師山森林公園(奥州市水沢区黒石字長根小田地内)に行ってきました。この公園は国道343号線から林道大師山線を600mほど入った所に入り口があります。トイレがある駐車場があるので、いつもここを利用します。この日は、大師山荘~「若人の道(Ⅰ)」を通り、バンガローのあるキャンプ場を経て、大師山頂上(標高244m)を目指します。「大日如来の道」の鞍部ミヤマ(深山)ガマズミと思われる植物が、白い花を沢山咲かせていました。

P2420699

P2420710

P2420716

P2420713

ミヤマ(深山)ガマズミ スイカズラ科 ガマズミ属 Viburnum wrightii

ガマズミよりやや標高の高い所に多い落葉低木。高さは2~3m。ガマズミに似ているが、全体に毛が少ない。葉は先が尾状に長く尖り、縁に鋭い鋸歯がある。花期は5~6月。果実はガマズミより少し大きい。葉がやや大形で薄く、表面に短毛があり、光沢がないものをオオミヤマガマズミvar.stipellatumという。分布:北海道~九州。[山と渓谷社発行「山渓ポケット図鑑1・春の花」より

山地に生え、高さ2~3mになる落葉低木。枝は灰黒色。髄は白色。葉は長さ7~15㎝の広倒卵形または倒卵状円形。表面は普通無毛で、やや光沢がある。葉柄は長さ1~2㎝。5~6月、本年枝の先に散房花序を出し、白い花を多数開く。花冠は直径6~8mmで、先は5裂して広がる。核果は長さ6~9mmの卵球形で9~10月に赤く熟す。分布:北海道、本州、四国、九州、朝鮮、中国。[山と渓谷社発行「山渓カラー名鑑・日本の樹木」より]

http://blog.goo.ne.jp/pea2005/e/8a7e7c593da96e5b2a07e9d608d108f0 [peaの植物図鑑:ミヤマカマズミ(深山ガマズミ)]


奥州市水沢区のキリ(桐)の花 2010年5月30日(日)

2010年06月01日 | 植物図鑑

P2420215

P2420217

P2420213

P2420026

2010年5月30日(日)、大師山森林公園(奥州市水沢区黒石字長根小田地内)に行きました。この公園は、国道343号線から林道大師山線を通り600mほどでトイレのある駐車場に着きます。この日は、大師山荘の前を通り、「若人の道(Ⅰ)」をキャンプ場の方へ歩いてみました。「若人の道(Ⅰ)」から「水辺の道」へ少し入った所にあるキリ(桐)の木が淡紫色の花を沢山咲かせていました。

P2420095

P2420105

P2420211

P2420221

P2420214

P2420216

P2420220

P2420218

キリ(桐)ゴマノハグサ科 キリ属 Paulownia tomentosa

高さ8~15mほどになる落葉高木。材が非常に良質なので、各地で栽培されている。日本には中国から古い時代に入ってきたと考えられているが、本州や九州には野生状態のものが見られることから、はっきりしたしたことはわからない。樹皮は灰白色。葉は対生し、長さ10~30㎝の広卵形で、粘り気のある毛が密生する。花期は5~6月。枝先に淡紫色の花を円錐状に多数つける。花は長さ5~6㎝の筒状鐘形。果実は長さ3㎝ほどの卵形。材は軽くて美しく、和箪笥、琴、下駄など用途が多い。[山と渓谷社発行「山渓ポケット図鑑1・春の花」より]

特徴:日本各地に栽培されている落葉高木。幹は直立して高さ10m、胸高直径50㎝になる。葉は柄があり対生する。葉身は広卵形で、長さ20~30㎝ほどになり、粘り気のある毛が密生する。5~6月、前年の枝の先に大きな円錐花序を付け、多数の淡紫色の花を咲かせる。花冠は大型で筒状となり、先は5片に裂ける。雄しべは4本、うち2本は長い。果実は卵形の蒴果で先は尖り、熟すと2片に割れて多数の種子を散らす。用途:材は軟らかく、軽くて木理が美しいので下駄、箪笥(たんす)、家具などに広く用いられる。樹皮は染料、葉は除虫用になる。分布:中国原産。岩手県では、上閉伊郡、下閉伊郡、九戸郡などで、畑の周辺部で植栽されており、「南部桐」として知られる。[岩手日報社発行「岩手の樹木百科」(岩手大学教授・菅原亀悦:編著)より]

http://blog.goo.ne.jp/pea2005/e/db198f350b234b073accfc1f6c679297[peaの植物図鑑:キリ(桐)の花]