2010年6月5日(土)、盛岡城跡公園の公園管理事務所がある方の出入り口から⑥→⑦→⑧の順に散策しました。お蔵(彦御蔵)から鍛冶屋御門跡を経て梅林のある帝曲輪跡に着きました。梅林の近くに生えているタニウツギ(谷空木)が花を咲かせていました。
梅林・帝曲輪跡から中津川に架かる橋(毘沙門橋)の方に下って行くと、築城残石がありました。また、内堀跡(鶴ケ池)から流れ出る小さな川がある朝日谷は「ヘイケボタル生息地」だそうで、「ホタルの里」という説明図がありました。
(上)内堀跡(鶴ケ池)
(上)内堀跡(鶴ケ池)に架かっている橋。近くに「毘沙門清水跡」がある。
(上)宮沢賢治・岩手公園碑(下)碑文
(上)教育記念像
(上)瀬川正三郎胸像 (下)ベンチ
タニウツギ(谷空木) スイカズラ科 タニウツギ属 Weigela hortensis(Sieb.et. Zucc.)K.Koch
特徴:日当たりのよい山野に生育する落葉低木。茎は根元から数本出て、よく枝分かれし、高さ2~3mになる。枝には大きい白い髄がある。葉は柄があり対生する。葉身は楕円形ないし卵状楕円形で先は急に尖る。基部は広いくさび形、縁には細かい鋸歯がある。表面は短毛が散生し、裏面には毛を密生し、特に脈上に多い。
花は5~6月、若い枝の先や葉腋から出る短枝に2~3個付く。花冠は淡紅色で細い漏斗状をしており、中ほどが膨らんでいる。雄しべは5本、雌しべは1本で目立つ。果実は蒴果で、種子には翼がある。分布:北海道、本州。岩手県ではガザ、またはガサキと呼ばれ、丘陵地や山地の放牧地、採草地、林道の法面(のりめん)、崩壊地などに普通に生育する。[岩手日報社発行「岩手の樹木百科(岩手大学教授 菅原亀悦編著)」より]