peaの植物図鑑

草や木の花や木の実(果実)、特に山野草が好きで、デジカメを持ち歩いて撮っています。2024年3月、85歳になります。

盛岡城跡公園のタニウツギ(谷空木)&宮沢賢治詩碑

2010年06月06日 | 植物図鑑

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2010年6月5日(土)、盛岡城跡公園公園管理事務所がある方の出入り口から⑥→⑦→⑧の順に散策しました。お蔵(彦御蔵)から鍛冶屋御門跡を経て梅林のある帝曲輪跡に着きました。梅林の近くに生えているタニウツギ(谷空木)が花を咲かせていました。

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梅林・帝曲輪跡から中津川に架かる橋(毘沙門橋)の方に下って行くと、築城残石がありました。また、内堀跡(鶴ケ池)から流れ出る小さな川がある朝日谷「ヘイケボタル生息地」だそうで、「ホタルの里」という説明図がありました。

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(上)内堀跡(鶴ケ池)

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(上)内堀跡(鶴ケ池)に架かっている橋。近くに「毘沙門清水跡」がある。

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(上)宮沢賢治・岩手公園碑(下)碑文

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(上)教育記念像

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(上)瀬川正三郎胸像 (下)ベンチ

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タニウツギ(谷空木) スイカズラ科 タニウツギ属 Weigela hortensis(Sieb.et. Zucc.)K.Koch

特徴:日当たりのよい山野に生育する落葉低木。茎は根元から数本出て、よく枝分かれし、高さ2~3mになる。枝には大きい白い髄がある。葉は柄があり対生する。葉身は楕円形ないし卵状楕円形で先は急に尖る。基部は広いくさび形、縁には細かい鋸歯がある。表面は短毛が散生し、裏面には毛を密生し、特に脈上に多い。

花は5~6月、若い枝の先や葉腋から出る短枝に2~3個付く。花冠は淡紅色で細い漏斗状をしており、中ほどが膨らんでいる。雄しべは5本、雌しべは1本で目立つ。果実は蒴果で、種子には翼がある。分布:北海道、本州。岩手県ではガザ、またはガサキと呼ばれ、丘陵地や山地の放牧地、採草地、林道の法面(のりめん)、崩壊地などに普通に生育する。[岩手日報社発行「岩手の樹木百科(岩手大学教授 菅原亀悦編著)」より]


盛岡城跡公園のポポーの花&彦御蔵

2010年06月06日 | 植物図鑑

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2010年6月5日(土)、盛岡城跡公園を妻と一緒に散策しました。妻がこの案内図の⑥→⑦→⑧の順に歩いたことがないので、この道を行きたいというので、その通りに歩きました。先に行く妻が呼んでいるので行ってみたら、入口に近い所に植えられているポポーの木が、暗紫褐色の花を咲かせていました。

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昔の姿:望岳亭より岩手山(ニの丸)

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この道を少し入った所に「彦御蔵」の記念碑がありました。南部藩御蔵は今は広い道路になっている辺りにあったようです。この道は公園管理事務所がある道で、中津川に架かる毘沙門橋の方に続いていました。

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ポポー バンレイシ科 ポポー属 Asimina triloba

別名:ポーポー、ポポーノキ、アケビガキ。北米東部原産の落葉小高木~高木。明治時代中期に渡来し、果樹として植えられている。原産地では高さ約15m、日本では4~5mになる。葉は互生し、長さ10~30㎝の倒卵状長楕円形。4~5月、前年枝の節に直径3~5㎝の鐘形の花を下向きにつける。花弁は6個で外側の3個が大きく、はじめ緑色で後、暗紫褐色になる。果実はアケビに似た楕円形で長さ5~15㎝。9月頃、暗緑褐色に熟す。果肉は橙黄色のクリーム状で甘く、独特の香りがある。[山と渓谷社発行「山渓カラー名鑑・日本の樹木」より]

http://blog.goo.ne.jp/pea2005/s/%A5%DD%A5%DD%A1%BC [peaの植物図鑑:ポポーの花]


盛岡市のレンゲツツジ(蓮華躑躅)&宮沢賢治詩碑

2010年06月06日 | 植物図鑑

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2010年6月5日(土)、岩手公園(盛岡城跡公園)を妻と一緒に散策するため出発しました。妻が「宮沢賢治の’ちゃんぐちゃぐうまっこ’の詩碑」を見たいというので、中津川に架かる橋・下ノ橋付近にある現地(大沢川原1丁目)に向かいました。街路樹として植えられているレンゲツツジ(蓮華躑躅)が今を盛りと花を咲かせていました。

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レンゲツツジ(蓮華躑躅) ツツジ科 ツツジ(ルフォドデンドロン)属 Rhododendron japonicum ( A.Gray )suringar

特徴:高原に生育する落葉低木。茎は根元から多数出て、こんもりと茂り、高さ1~2mになる。葉身は倒披針形で、先は鈍形または円形。縁は滑らかだが毛があり、裏面は時に白色を帯びる。花は5~6月、新しい葉が開く前に前年枝の先に付いている花芽から数j個出て横向きに咲く。花冠は漏斗状鐘形で先は5片に裂け、朱紅色で上面に斑点がある。

花の色が濃朱紅色のものをコウレンゲツツジ(紅蓮華躑躅)、紅黄色のものをカバレンゲツツジ、黄色のものをキレンゲツツジ(黄蓮華躑躅)という。

分布:北海道、本州、四国、九州。岩手県では、各地の原野に普通に見られ、特に平庭高原のシラカンバの根元を真紅に染める景観は見事である。[岩手日報社発行「岩手の樹木百科(岩手大学教授・菅原亀悦編著)」より]

http://blog.goo.ne.jp/pea2005/s/%A5%EC%A5%F3%A5%B2%A5%C4%A5%C4%A5%B8 [peaの植物図鑑:レンゲツツジ(蓮華躑躅)]


盛岡市のオオヤマレンゲ(大山蓮華)&賢治清水

2010年06月06日 | 植物図鑑

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2010年6月5日(土)、サンビル(岩手県産業会館)で開催される「第38回白寿会総会」に参加するため、1年ぶりぐらいに電車で、妻と一緒に盛岡に行きました。妻は時々電車を利用しているので、妻の後に随いて歩きました。盛岡駅前の「でんでんむし号」(岩手県交通の盛岡都心循環バス)発着所で乗り、「岩手公園/教育会館前」で降りました。(大人100円)。11時の開会時間まで時間があるし、天気も良いので、すぐそばにある「岩手公園(盛岡城跡公園)」を散策することにしました。

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岩手公園(盛岡城跡公園)案内図を見ていた妻が「近くに宮沢賢治詩碑や賢治井戸があるから行ってみる。」というので、一緒に行きました。(大沢川原1丁目)

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「南部藩彦御蔵跡」の石碑がある辺りで、地植えのオオヤマレンゲ(大山蓮華)が花を咲かせていました。オオヤマレンゲは関東地方以西~九州に自生する落葉小高木だからでしょうか、地植えのものを見たのは初めてです。

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オオヤマレンゲ(大山蓮華) モクレン科 モクレン(マグノリア)属 Magnolia sieboldii

別名:ミヤマレンゲ(深山蓮華)深山に生える落葉小高木。花が美しいので庭にもよく植えられ、八重咲きの園芸品種もある。高さは3~4mになり、よく枝分かれする。葉は有柄で互生し、長さ7~15㎝の倒卵形または広倒卵形で全縁、先は急に細くなって鋭く尖る。裏面は白い毛があり、粉白色を帯びる。

5~7月、枝先に直径8~10㎝近くある白いカップ場の花がうつむき加減に咲く。花には芳香があり、花弁は6~9個で倒卵形。やや小形の白い萼片が3個ある。雄しべは多数あり、葯は普通紅色だが、紅色が薄いものもある。一般に庭木として売られているのは、母種で朝鮮半島や中国原産のオオバオオヤマレンゲ。10~11月には種子が2個入った袋果の集合果が熟して割れ、赤い種子を出す。

園芸品種のミチコレンゲcv.Plenaは花が八重咲き。用途:庭木、花材。分布:本州(新潟・群馬県以西)、四国、九州、朝鮮、中国。[山と渓谷社発行「山渓ポケット図鑑2・夏の花」&同「山渓カラー名鑑・日本の樹木」ほかより

http://blog.goo.ne.jp/pea2005/e/988c621f410ad9239149ed55a5497f2c [peaの植物図鑑:奈良薬師寺のオオヤマレンゲ(大山蓮華)]