2010年6月10日(木)、東山郵便局(一関市東山町長坂字町)の前にある民家の庭に植えられているシャクヤク(芍薬)が紅紫色の花を咲かせていました。花が終わってタネができていました。
シャクヤク(芍薬) ボタン科 ボタン(パエオニア)属 Paeonia lactiflora
別名:エビスグサ(夷草)、カオヨグサ。中国北部、朝鮮半島北部~シベリア原産の耐寒性多年草。はじめ根を薬用にするため栽培され、やがて園芸草花として発展した。花壇に植えるほか、切り花にも利用される。寒さに強く、北日本で育てやすい。高さは60~80㎝になる。葉は光沢があり、粗く切れ込む。5~6月に直径7~20㎝ほどの大きな花が咲く。花形は多彩で、雄しべの葯が発達した金しべ咲き、雄しべが花弁状になった翁咲きや冠(かんむり)咲き、手毬咲きなどがある。花色は紅色や白、ピンクのほか、黄色系もある。
中国北部~朝鮮半島原産の耐寒性多年草。特徴:平安時代に中国から薬用として渡来し、ボタン(牡丹)と並んで豪華な花の代表として親しまれている。江戸時代には数多くの園芸品種が誕生して以来、日本の庭園に欠かせない花となっているが、欧米で改良されたモダンで軽やかな花姿の品種は、洋風の庭にも似合う。ほかに原種系や葉が細かく切れ込んだ糸葉シャクヤクなどもある。管理:鉢植えは日のよく当たる戸外に置き、雨や風の強い日は軒下などに移す。鉢土の乾燥を嫌うので、表面の土が乾き始めたらたっぷり水やりする。花後は花首のところで切る。花期:5~6月。用途:庭植え、鉢植え、切り花。
[山と渓谷社発行「山渓ポケット図鑑1・春の花」&西東社発行「知りたい花の名前がわかる 花の事典(金田初代・文、金田洋一郎・写真)」より]