peaの植物図鑑

草や木の花や木の実(果実)、特に山野草が好きで、デジカメを持ち歩いて撮っています。2024年3月、85歳になります。

一関市東山町のシャクヤク(芍薬)

2010年06月11日 | 植物図鑑

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2010年6月10日(木)、東山郵便局(一関市東山町長坂字町)の前にある民家の庭に植えられているシャクヤク(芍薬)が紅紫色の花を咲かせていました。花が終わってタネができていました。

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シャクヤク(芍薬) ボタン科 ボタン(パエオニア)属 Paeonia lactiflora

別名:エビスグサ(夷草)、カオヨグサ。中国北部、朝鮮半島北部~シベリア原産の耐寒性多年草。はじめ根を薬用にするため栽培され、やがて園芸草花として発展した。花壇に植えるほか、切り花にも利用される。寒さに強く、北日本で育てやすい。高さは60~80㎝になる。葉は光沢があり、粗く切れ込む。5~6月に直径7~20㎝ほどの大きな花が咲く。花形は多彩で、雄しべの葯が発達した金しべ咲き、雄しべが花弁状になった翁咲き冠(かんむり)咲き、手毬咲きなどがある。花色は紅色や白、ピンクのほか、黄色系もある。

中国北部~朝鮮半島原産の耐寒性多年草。特徴:平安時代に中国から薬用として渡来し、ボタン(牡丹)と並んで豪華な花の代表として親しまれている。江戸時代には数多くの園芸品種が誕生して以来、日本の庭園に欠かせない花となっているが、欧米で改良されたモダンで軽やかな花姿の品種は、洋風の庭にも似合う。ほかに原種系や葉が細かく切れ込んだ糸葉シャクヤクなどもある。管理:鉢植えは日のよく当たる戸外に置き、雨や風の強い日は軒下などに移す。鉢土の乾燥を嫌うので、表面の土が乾き始めたらたっぷり水やりする。花後は花首のところで切る。花期:5~6月。用途:庭植え、鉢植え、切り花。

[山と渓谷社発行「山渓ポケット図鑑1・春の花」&西東社発行「知りたい花の名前がわかる 花の事典(金田初代・文、金田洋一郎・写真)」より]


アグロステンマ/ムギセンノウ(麦仙翁)/ムギナデシコ(麦撫子)

2010年06月11日 | 植物図鑑

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2010年6月10日(木)、東山郵便局(一関市東山町長坂字町)のすぐ近くにある花壇の外にこぼれ種子で生えてきたと思われるアグロステンマ・ギタゴが花を咲かせていました。麦のような葉をもち、ナデシコのような花を咲かせるので、ムギセンノウ(麦仙翁)とかムギナデシコ(麦撫子)の別名があります。

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アグロステンマ・ギタゴ ナデシコ科 アグロステンマ(ムギセンノウ)属 Agrostemma githago

特徴:ヨーロッパ、コーカサス地方、西アジア原産の耐寒性秋播き1年草。線形の葉をつけた細長い茎は60~90㎝になり、すじ状の斑点が入った桃赤色の5弁花は花びらの先が反り返って、全体が風になびくやさしい風情がある。花径は5~8㎝。花色は紅紫、青紫、白など。属名はラテン語の「畑」と「王冠」からなり、畑に美しく咲くという意味だが、ヨーロッパではコムギ畑の雑草で厄介者扱いされているという。日本では切り花や花壇などに利用される。

管理:こぼれダネでも殖えるほど丈夫で、日当たりのよい場所でよく育つ。草丈が高くなり倒れやすいので支柱を立て、咲き終わった花がらはこまめに摘むと長く花を楽しめる。花期:5~7月。用途:庭植え、鉢植え、切り花。

栽培ポイント:秋まきにして翌年開花がつくりやすいが、寒冷地では春に播いて夏に咲かせる。日当たりがよければやせ地でもよく、ポット播きをして薄く覆土し、たっぷり水やりをして発芽させる。本葉が出たら間引き始め、5~6枚の苗になったら1本苗にして晩秋には植え付ける。翌年からはこぼれダネでも殖えていく。[西東社発行「知りたい花の名前がわかる 花の事典(金田初代・文、金田洋一郎・写真)」&主婦の友社発行「色がわかる四季の花図鑑」より]


タンチョウソウ(丹頂草)/イワヤツデ(岩八手)

2010年06月11日 | 植物図鑑

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2010年5月15日(土)、松川公民館(一関市東山町松川)で開催中の東山植物友の会(鈴木四郎会長)の「春の山野草展」に行ってきました。会員が育てた山野草が沢山展示されていましたが、それらの中にイワヤツデ(岩八手)/タンチョウソウ(丹頂草)が5鉢ほどありました。2鉢は花をつけていませんでした。

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タンチョウソウ(丹頂草) ユキノシタ科 アセリフィラム属 Aceriphyllum rossii /strong>

特徴:半日陰の岸壁などに生える多年草。花と葉が観賞できるのでロックガーデンに植えたり鉢植えにされる。出蕾時に紅色になることから丹頂鶴の頭に見立てて名が付いた。岩に生えてヤツデのように葉が切れ込むことからイワヤツデ(岩八手)の名もある。横に伸びる根茎があり、葉は掌状に深裂し、長い柄がある。花茎は上部に集散状花序を付け、白色の花を多数付ける。花径は10~30㎝、高さ50~70㎝。花弁状の白い萼片が大きく、花弁は小さくて目立たない。花期:4~5月。

分布:中国東北部~朝鮮半島。栽培:春・秋は日当たり、夏は半日陰、冬は棚下などで寒風や凍結から保護する。水を好む植物なので多めに与える。肥料は春・秋に置き肥をするほか、花後に薄い液肥を施す。植え替えは春か秋に行い、硬質赤玉土・硬質鹿沼土の混合土などで植え付ける。増殖は株分けか実生により、株分けは根茎を切り分ける。丈夫で庭植えにも向く。[栃の葉書房発行「山草図鑑」&ブティック社発行「花の名前の手帖(写真と文・夏梅陸夫)」より]

http://blog.goo.ne.jp/pea2005/s/%A5%A4%A5%EF%A5%E4%A5%C4%A5%C7[peaの植物図鑑:イワヤツデ(岩八手)/タンチョウソウ(丹頂草)]


アウリニア・サクサティリス/アリッサム・サクサティレ/宿根アリッサム

2010年06月11日 | 植物図鑑

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2010年6月10日(木)、東山郵便局(一関市東山町長坂字町)の前につくられた花壇でアウリニア・サクサティリス/宿根アリッサムと思われる濃黄色の花が沢山咲いていました。

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アウリニア・サクサティリス アブラナ科 アウリニア属 Aurinia saxatilis </stro g>

本種は旧学名のアリッサム・サクサテレ Alyssum saxatile、あるいは宿根アリッサムの名で流通しているが、スイートアリッサム(ロブラリア属)とは属が異なる。また、英名がbasket of gold,gold dustなので「ゴールドダスト」とも呼ばれる。その他「黄花アリッサム」「サクサテール」「イワナズナ(和名)」という別名もある。

ヨーロッパ東部原産の耐寒性多年草。欧米では一般的なロックガーデン植物で、春に株いっぱいに咲く濃黄色の小さな花が魅力的である。花には芳香がある。根は直根性で、へら状の根出葉を出し、節間の短い茎を伸ばして花を咲かせる。草丈は花序が伸びた状態で20~40㎝ほど。茎は直立する。管理:性質は強健。排水の良い環境を好む。繁殖は種まきまたは挿し木。6月に取り播きする。

http://www.yonemura.co.jp/zukan/zukan-f/naiyou/golddust0.htm [アウリニア・サクサティリス]

http://www.geraniumweb.com/zukan/Alyssum%20saxatile/Alyssum%20saxatile.html [マイガーデン花図鑑・アリッサム サクサティレ]

http://ykhanagreen.blog27.fc2.com/blog-entry-2505.html [Greenのお気に入り アリッサム サクサティレ]

http://boroboro.seesaa.net/article/2657490.html[花図鑑のボロボロブログ!:アリッサム・サクサティレ]