2010年6月4日(金)、一関市大東町大原字有南田36-1にある山友建設(株)に行きました。妻がリフォームについて相談している間、付近を散策しました。国道343号線(今泉街道)沿いの湿地に群生しているタチヤナギ(立柳)と思われる植物が白い綿毛をつけた果実を沢山つけていました。
タチヤナギ(立柳) ヤナギ科 ヤナギ属 Salix subfragilis
日当たりのよい川岸や水辺に多く生える落葉低木~小高木。根もとから枝分かれして、高さは5~10m、大きいものは15mになる。樹皮は褐色で、薄く剥がれる。若枝は灰褐色または淡黄褐色。冬芽は1個の帽子状の鱗片に覆われている。葉は互生し、長さ5~15㎝の披針形~長楕円状披針形で、先は尖り、縁には細かい鋸歯がある。基部はくさび形。裏面はやや粉白色で、両面とも無毛。若葉は中央部が褐色を帯びる。
3~6月、葉が開くのと同時に長さ3~6㎝の尾状花序をつける。花序の軸と苞の外側には長い軟毛が密生する。雌雄別株。雄花には3個の雄しべがあり、葯は黄色。雌花の子房は緑色で無毛。柱頭は2中裂する。蒴果は2裂し、白い綿毛に包まれた種子を出す。用途:護岸樹、図板、栽板、マッチの軸木。分布:北海道、四国、アジア東北部。[山と渓谷社発行「山渓ポケット図鑑1・春の花」&同「山渓カラー図鑑・日本の樹木」より]