2010年6月12日(土)、奥州市水沢公民館(水沢区字聖天85-2)で開催中の水沢盆栽会(会長・桐田斎=ただし、会員23人)主催の「さつき・山野草展」に行ってきました。サツキ(皐月)と山野草を合わせて80点ほど展示されていましたが、それらの中にタマシャジン(玉沙参)が1鉢だけありました。
タマシャジン(玉沙参) キキョウ科 タマシャジン(フィテウマ)属 Phyteuma scheuchzeri
タマシャジンは、ヨーロッパのアルプスやアペニン山脈に分布する多年草。高山のよく日の当たる岩場や砂礫地に生える「フィテウマ・スエウクゼリ(フィテウマ・ショイヒツェリ)」の和名。英名はHorned Ramopion。草丈は10~50㎝。タネからの栽培が比較的容易で、日本でも古くから栽培されており、金平糖を大きくしたような花を咲かせる。この丸い花形からこの名がある。
この属はヨーロッパから西アジアに40~50種ほどが分布する多年草。普及する種にはタマシャジンの白花や、ヨーロッパアルプス中央から南西部原産の小型種・フィテウマ・フミレなどがある。日本に自生するシデシャジンや、ヨーロッパのドロミテなどの岩場に自生し、’悪魔の爪’の名で有名な< strong>フィソプレックス・コモーサもこの属に含められることがある。花期:4~6月。
栽培管理:植え付けは、3~4号ほどの深鉢を使用し、硬質鹿沼土5に軽石砂5などを配合した水はけのよい用土で植える。植え替えは、5~6月中旬か9月中旬~10月中旬に、1~2年ごとに行う。置き場所は、1年を通して風通しのよい日なたに置く。根腐れから予防するために長雨を避ける。水やりは、表土の乾き具合を見て与える。夏期は根腐れ予防のため少なめに。施肥は、植え付け時に緩効性化成肥料を元肥として施し、花後と秋に化成の固形肥料を追肥する。病虫害については、アブラムシなどが発生するので、オルトラン粒剤を株元に播く。殖やし方:植え替え時の株分け、または実生による。特に実生が容易。
[講談社発行「山野草大百科(久志博信・内藤登喜夫著)」より]
http://yasashi.info/ta_00012.htm [タマシャジン(フィテウマ)の育て方:ヤサシイエンゲイ]
http://www.rakuten.co.jp/gardensk/430279/430283/711681/ [楽天市場 タマシャジン(フィテウマ)Phyteuma:Flower&Green GARDENさかもと]
http://aoki2.si.gunma-u.ac.jp/BotanicalGarden/HTMLs/tamashajin.html [タマシャジン(玉沙参)]
http://blogs.yahoo.co.jp/may33124416/61224962.html [タマシャジン(玉沙参)/フィテウマ/フィテウマ・コメットスター/カンパニュラ・コメットスター]