peaの植物図鑑

草や木の花や木の実(果実)、特に山野草が好きで、デジカメを持ち歩いて撮っています。2024年3月、85歳になります。

東山植物友の会のハッカクレン(八角蓮)

2010年06月10日 | 植物図鑑

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2010年5月15日(土)、東山植物友の会(鈴木四郎会長)の「春の山野草展」が、一関市東山町松川公民館で開催されましたので行ってきました。会員が育てた山野草が沢山展示されていましたが、それらの中にハッカクレン(八角蓮)が3鉢ほどありました。いずれも未だ蕾の状態でした。

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ハッカクレン(八角蓮) メギ科 Podophyllum pleianthum

特徴:中国原産の多年草。横に連なる根茎があり、高さ30~60㎝。茎頂に5~9浅裂する葉を2枚、盾状に付ける。葉の縁には刺状の鋸歯がある。花は2枚の葉が分枝する部分に付く。花弁は6枚。根茎は薬用とされる。花期:5~6月。分布:中国・台湾。

栽培:芽出しから春はよく日に当て、日射しが強くなってきたら半日陰で管理する。耐寒性はあるが、寒冷地では冬に屋内で保護する。水は乾いてから充分に与えるが、過湿にならないように注意。植え替えは2~3年ごとの春先か秋に行い、赤玉土・硬質鹿沼土・軽石などの混合土で植え付ける。太い根が伸びるので、鉢は中深~深鉢を用いる。植え替え時に株分けをするが、根茎は1年に1節ずつ伸びるので、3~5節を付けて分ける。実生や根伏せでも殖やせる。[栃の葉書房発行「山草図鑑」より]

ハッカクレン(八角蓮)の仲間:どれも大きな葉影に可愛い花を咲かせ、ポドフィルム属に統一して呼ばれることもあるが、一部はディソスマ属に分けられている場合が多い。ポドフィルム属は2~3種の仲間でアジアと北アメリカに分布、ディソスマ属は5種以上でアジアに分布する。

ハッカクレン(八角蓮) メギ科 ポドフィルム(ディソスマ)属 Dysosma(Podophyllum)

ハッカクレン(八角蓮):葉影で茶色を帯びた赤い花が咲く。普及する種は、葉の分岐部に花がつくディソスマ・プレイアンタで、中国名が六角蓮。白花種で普及する種は、葉柄の途中に花がつくディソスマ・ベルシペリス(中国名が八角蓮)の白花種である。[講談社発行「山野草大百科(久志博信・内藤登喜夫著)」より]

http://blog.goo.ne.jp/pea2005/s/%A5%CF%A5%C3%A5%AB%A5%AF%A5%EC%A5%F3 [peaの植物図鑑:ハッカクレン(八角蓮)]


一関市東山町のツキヌキニンドウ(突抜忍冬)2010年6月17日(木)

2010年06月10日 | 植物図鑑

一関市東山町長坂字柴宿・柴宿団地のツキヌキニンドウ(突抜忍冬) 2010年6月17日(木)

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2010年6月17日(木)、一関市東山町長坂字柴宿の「柴宿団地」と呼ばれる住宅団地内にある民家の前に植えられているツキヌキニンドウ(突抜忍冬)が、今を盛りと沢山の花を咲かせていました。

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一関市東山町長坂字久保・柴宿団地のツキヌキニンドウ(突抜忍冬) 2010年6月7日(日)

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2010年6月7日(月)、一関市東山町長坂字久保柴宿団地と呼ばれている住宅団地の民家の庭に植えられたツキヌキニンドウ(突抜忍冬)が、朱橙色の花を沢山咲かせていました。

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(上)花柄が葉の真ん中を貫いているように見えることから、「ツキヌキ(突抜)ニンドウ(忍冬)」という和名がついたといわれる。

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ツキヌキニンドウ(突抜忍冬) スイカズラ科 スイカズラ(ロニセラ)属 Lonicera sempevirens

北アメリカ原産の常緑のつる性木本。日本には明治時代に入り、フェンスにからませたり、庭木として植えられている。常緑で花が美しいので、生け垣に植えられることが多い。葉は対生し、長さ5~9㎝の卵形。花のすぐ下の葉は基部と基部がくっついていて、茎が1個の葉をつき抜いているように見えるので、この名がある。葉の裏面は白っぽい。花期は5~8月。枝先に長さ3~5㎝の細長い漏斗状の花を輪状につける。花の外側は橙色~赤色。内側は黄色を帯びる。[山と渓谷社発行「山渓ポケット図鑑1・春の花」より]

ツキヌキニンドウ L.sempervirens :北アメリカ東部から南部原産の常緑蔓性低木で、日本でもよく植えられる。葉は対生しで枝先の葉の基部は合着する。花は橙紅色で明るく派手である。香りはない。日本には明治初期に渡来した。フェンス、ネット、壁などにからませ、伸ばせば壁面緑化ができる。栽培:耐寒性、耐暑性があり強健。花期:6~10月。[山と渓谷社発行「山渓カラー名鑑・園芸植物」より]

http://blog.goo.ne.jp/pea2005/e/d081885a6110f9eb700af98db824349c [peaの植物図鑑:ツキヌキニンドウ(突抜忍冬)]