peaの植物図鑑

草や木の花や木の実(果実)、特に山野草が好きで、デジカメを持ち歩いて撮っています。2024年3月、85歳になります。

岩手県立花きセンターのカタクリ(片栗) 2012年4月20日(金)

2012年04月20日 | 植物図鑑

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2012年4月20日(金)、岩手県立花きセンター(胆沢郡金ケ崎町六原字頭無2-1)に行ってきました。昨年の冬に行ったとき、「研修温室」を見ないでしまったので、是非見たいと思ったからでした。それに同所のホームページの「花みごろ」に掲載されている花たちにも会いたいと思ったからでした。

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(上)国道4号線の「赤鳥居」信号の所から水沢方面を望む。

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(下)国道4号線の「赤鳥居」信号の所から北上方面を望む。すぐ近くの左側が「相去パーキング」、右側は北上ハイテクペーパー(旧三菱製紙北上工場)。

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(下)国道4号線の左側にある三井石油北上南SS(ガソリンスタンド)。

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(上)国道4号線から県道159号線に左折し、大きな赤鳥居を潜って一路「岩手県立花きセンター」へ。

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(上)159号線を3kmほど進んだ所に「岩手県立花きセンター」の看板が立っていました。今日は「2012花きセンターまつり:4月28日(土)10:00~15:00」のお知らせもありました。この先2.2km。

http://www.pref.iwate.jp/~hp3005/file/sisetu.html [岩手県立花きセンター:施設の紹介]

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(上)岩手県立花きセンターの「花の館温室」に到着。本館&「研修温室」に近い西側駐車場に車を駐める。トイレが近いので便利です。(下)

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(上)見学時間:4月から見学時間が1時間延びて16:00まで。(4~10月 10:00~16:00)、入園料:無料。

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(上)「連絡通路」を通って、本館&「研修温室」方面へ歩く。「花の館温室」との間を広域農道が横断している。

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(上)岩手県立花きセンターの本館・管理棟が見えてきました。

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(上と下7つ)カタクリ(片栗)が群生していました。ただ、曇り空で今にも雨が降りそうな天気でしたので、花はほとんど開いていませんでした。

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ユリ科 エリスロニウム(カタクリ)属 Erythronium:カタクリの仲間は世界的に約20種が知られ、東アジア~北アメリカ、ヨーロッパに分布する。国内には1種しかなく、北海道、本州、四国、九州などに広く分布し、芽がようやく萌え出たばかりの樹々の下を美しい桃紫色の絨毯で飾る。

ユリ科 エリスロニウム(カタクリ)属 Erythronium japonicum

球根(鱗茎)をもつ多年草で、国内の原野~山地の落葉樹林の明るい林床に生え、しばしば群落を形成する。2枚の葉は長さ6~12cmの長楕円形または狭卵形で、上面は緑白色で暗紫色の斑点があり、裏面は光沢のある紫褐色。早春に葉の間から花茎を10~20cm伸ばし、淡紅紫色の6弁花を下向きに付ける。花弁は咲くとすぐ上方へ反転する。地下の鱗茎にはデンプン質が貯蔵されており、このデンプン(澱粉)を取り出したものが「片栗粉」。(現在はじゃがいもなどから採った澱粉も「カタクリコ」の名で販売されているので、「片栗粉」の名前がついていても、本物の片栗の澱粉とは限らない。)花期:4~5月。

栽培:早春~花後の5月までは風通しの良い日当たり、その後は日陰で管理する。生育期は水切れと過湿に注意し、肥培する。休眠期でも球根を乾かさないようにする。9~10月に通気性の良い深鉢に赤玉土や鹿沼土に腐葉土を2割混合して植付ける。増殖は新球の分球。実生は7~8年で開花株となる。

[栃の葉書房発行「別冊趣味の山野草・山草図鑑」&講談社発行「最新版・山野草大百科」より]