2012年4月21日(土)、上菅生沢地区に群生しているミズバショウ(水芭蕉)を見に行ってきました。近くにはショウジョウバカマ(猩々袴)やザゼンソウ(座禅草)も自生しています。
(上と下)国道342号線(厳美街道)を西進して行くと、雪が残る祭畤山(まつるべやま)が見えてきました。
(上)東北電力の磐井川発電所の所から分岐している県道19号線をみちのく古都CC方面へ進みます。駒形神社前を通り、約2kmほどで上菅生沢地区のミズバショウ(水芭蕉)群生地に到着します。
(上と下2つ)この田圃の高台には農業用の水利ダムがあり、そこから流れてくる小川を越えてミズバショウ(水芭蕉)の群生地に行くこともできます。ショウジョウバカマ(猩々袴)も群生していました。
ショウジョウバカマ(猩々袴) ユリ科 ショウジョウバカマ属 Heloniopsis orientalis
特徴:山地の少し湿った傾斜地に群生する常緑の多年草。葉は放射状に根生し、やや革質で光沢がある。花茎は花時には10~30cmだが、開花後さらに伸長し50cmにも達する。花は花茎の頂部に10花程を総状に付け、横向きに咲く。名の由来は花の色を猩々(想像上の動物。よく酒を飲み、髪が赤く長い)に、根生葉をその袴に例えたものといわれる。花期:3~4月。分布:日本各地。
栽培:鉢植えだけでなく露地植えでも広く親しまれている丈夫な草だが、強い光を嫌うため、半日陰の風通しの良い場所で管理する。用土は特に選ばないが、水を好むため水持ちの良いものを用いる。例としては赤玉土を主体に硬質鹿沼土を混ぜて、通気性良く植えると良い。殖やすには株分けするか、葉先に付いた不定芽を植えて殖やす。また実生も可能。[栃の葉書房発行「別冊趣味の山野草・山草図鑑」より]