2012年4月20日(金)、岩手県立花きセンター(胆沢郡金ケ崎町六原字頭無2-1)に行ってきました。昨年の冬に行ったとき、「研修温室」を見ないでしまったので、是非見たいと思ったからでした。それに同所のホームページの「花みごろ」に掲載されている花たちにも会いたいと思ったからでした。
特に下記のWebサイトに掲載されているヒアカトケイソウ(緋赤時計草)は是非見たいと思いました。
http://www.pref.iwate.jp/~hp3005/file-maturi/2012-maturi.html [岩手県立花きセンター]
(下)「研修温室」は、高温区、中温区、低温区の3つに分かれており、それぞれの温帯に適した植物が植栽されていますが、真っ赤な花を咲かせた「ヒアカトケイソウ(緋赤時計草)」 は、「中温区」の日当たりの良い南側に植えられていました。
トケイソウ科 Passifloraceae:世界の熱帯、亜熱帯、特にアメリカ大陸に18属530種が分布する。巻きひげをもつ蔓性草本、木本。一名パッションフラワーPassionflowerと呼ばれる。花は単立または総状、副花冠が花冠と萼の中間にある特徴がある。花弁3~8.雌しべ柄がある。
トケイソウ科 トケイソウ(パッシフローラ)属 Passiflora :大部分は熱帯アメリカに、アジア、オーストラリア、マダガスカルに少数あって約400種が分布する。多くは巻きひげで登攀(とうはん)する蔓性の草本または低木、まれに直立性種もある。葉は互生まれに対生、全縁で掌状に浅裂または深裂する。花は単生または総状花序、多くは腋生で黄、緑、藍、赤色。この属の果実には甘味、風味のあるものが多く、生食またはジュース、ジャムなどにされる。
トケイソウ属の仲間には、ブラジル原産で果実が赤紫色に熟すクダモノトケイソウ(パッションフルーツ)P.edulis、耐寒性があり日本でも関東地方以南なら生垣になるペルー原産のトケイソウP.caerulea、花が赤く素晴らしいベネズエラ原産のベニバナトケイソウP.coccinea、葉に白紫色の筋が入るペルー原産のフイリトケイソウP.trifasciataなどがある。熱帯地では雑草化する種類が多い。栽培:繁殖は実生、挿し木で容易。花期:夏。
ベニバナトケイソウ(紅花時計草) トケイソウ科 トケイソウ(パッシフローラ)属 Passiflora coccinea
ヴェネズェラ、ボリビア(アメリカ熱帯雨林気候区)原生の常緑蔓性植物。葉は長楕円形で不規則な鋸歯がある。花は葉腋に単生し、直径10cmぐらいで緋紅色。果実は卵形で長さ5cmぐらい。種名の「コッキネア」は緋紅色の意味。
[誠文堂新光社発行、日本インドア・グリーン協会編「熱帯花木と観葉植物図鑑」&山と渓谷社発行「山渓カラー名鑑・園芸植物」より]
http://www.flickr.com/photos/azucargemini/4785938614/ [Red Passion flower(緋赤時計草):Flickr-Photo Sharing!]
http://blogs.yahoo.co.jp/clematis_gdn/23425338.html [Passiflora coccinea:グランパ・マチスのLosangeles便り]
http://www.nihonkaki.com/fs/nihonkaki/883394 [時計草 パッシフローラ(緋赤時計草 コッキネア)時計草(トケイソウ)日本花卉ガーデンセンター]
http://www.nihonkaki.com/fs/nihonkaki/c/gr411 [時計草(トケイソウ):日本花卉ガーデンセンター(本店)]