peaの植物図鑑

草や木の花や木の実(果実)、特に山野草が好きで、デジカメを持ち歩いて撮っています。2024年3月、85歳になります。

岩手県立花きセンターのウンシュウミカン(温州蜜柑) 2013年1月21日(月)

2013年02月13日 | 植物図鑑

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2013年1月21日(月)、岩手県立花きセンター(胆沢郡金ケ崎町六原頭無2-1)に行ってきました。

岩手県立花きセンターの本館(管理棟)の近くにある研修温室は、「高温区」、「中温区」、「低温区」に分かれていて、それぞれの温度に適した植物が植栽されています。

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「研修温室」の出入口がある「中温区」には、パパイヤ、レモン、ミカン、ブーゲンビリア、トケイソウ、カリアンドラなどが沢山植栽されています。

この「中温区」の真ん中付近に植えられているウンシュウミカン(温州蜜柑)が、小さい果実を沢山つけていました。少しだけでしたが、「ミカン色」(橙黄色)に色づいていたものもありました。

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(上と下)2013年2月10日(日)、農協ストアで売られていた和歌山県産・田辺木熟みかん(JA紀南)

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ウンシュウミカン(温州蜜柑) ミカン科 ミカン属 Rutaceae Citrus

柑橘類の原産地は、インド北東部のアッサム地方を中心とした地域と考えられている。これが東南アジアや中国に広がり、中国では多様な品種が生まれた。日本にも中国から伝わった記録が「古事記」に見られ、それは今のダイダイに近いものではないかと考えられている。(原産地を日本とする説もある)。

日本の柑橘類を代表するウンシュウミカン(温州蜜柑) Ctrus unshiuは、400~500年前に鹿児島県長島で生まれたとされるもので、中国のミカン類の種子から発生したと考えられている。九州から各地に広まったのは明治になってからで、現在では枝変わりや交配によって、多くの品種、系統が生まれている。江戸時代は果実がウンシュウミカンより小さいキシュウミカン(紀州蜜柑)が日本の代表的なミカンだった。昔はタネなしの果実を食べると家系が絶えるとして、嫌われていた時期もある。

ウンシュウミカンは、高さ3~4mになる常緑低木で、開花期は初夏(5~6月)で、径3㎝ほどで、枝先や葉の腋に1つずつつく。果実は直径5~8㎝で、皮は薄くて剥きやすく、果肉は甘い。種子はほとんどできないのが特徴。食べ方は生食、ジュース、缶詰など。栽培:日当たりが良く、適湿で、肥沃な土壌に春に苗木を植える。

主な品種:

青島温州(あおしまうんしゅう):果実は大きく扁平で、味は濃厚。静岡県で発見された品種。

宮川早生(みやがわわせ):果実は大きく、味は濃厚だが、やや酸味が多い。早生の代表的品種で、静岡県で発見された。

南柑(なんかん)20号:果実は中玉~大玉で、甘味はあるが、やや淡白な味、愛媛県で発見された。

[以上、山と渓谷社発行「山渓ポケット図鑑3・秋の花」&同「ヤマケイポケットガイド21 野菜・果物」より]

岩手県内では容易には見られないウンシュウミカン(温州蜜柑)の木だが、大船渡市の「世界の椿館・碁石」の近くにある民家の門口に植えてありました。(下)

http://blog.goo.ne.jp/pea2005/s/%A5%A6%A5%F3%A5%B7%A5%E5%A5%A6%A5%DF%A5%AB%A5%F3 [peaの植物図鑑:大船渡市のウンシュウミカン(温州蜜柑) 2007年12月08日]

https://app.blog.ocn.ne.jp/t/app/weblog/post?id=33288158&saved_changes=1&blog_id=82331 [peaの植物図鑑:岩手県立花きセンターのウンシュウミカン(温州蜜柑)]

http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A6%E3%83%B3%E3%82%B7%E3%83%A5%E3%82%A6%E3%83%9F%E3%82%AB%E3%83%B3 [ウンシュウミカン:Wikipedia]


世界の椿館・碁石の椿 参平椿(さんぺいつばき) 2013年1月17日(木)

2013年02月13日 | 植物図鑑

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2013年1月17日(木)、世界の椿館・碁石(大船渡市末崎町字大浜280番地1)に行ってきました。

世界の椿館・碁石では、世界13カ国(アメリカ、オーストラリア、ニュージーランド、イギリス、ベルギー、フランス、ポルトガル、イタリア、中国、ベトナム、フィリピン、台湾、日本)450種の椿と四季折々の花卉(かき)を植栽展示しています。この日は、全体の半分ほども花が咲いていませんでしたが、沢山の花が咲いていました。

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(下)大温室の南側の所の”早咲き椿”コーナーに植えられた椿・参平椿(さんぺいつばき)が、紅色地に白覆輪で一重、ラッパ咲きの花を沢山咲かせていました。

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椿・参平椿(さんぺいつばき) ツバキ科 ツバキ(カメリア)属 Camellia japonica cv.Sampei-tsubaki

[産地:]愛知。[花:]紅色地に白覆輪、一重、ラッパ咲き、筒しべ、中輪。[花期:]12~4月。[葉:]長楕円、中形。[樹:]横張り性、強い。[来歴:]知多半島半田市の小栗恒六邸に原木がある。1955年頃に命名・発表。[誠文堂新光社発行、日本ツバキ協会・編「最新日本ツバキ図鑑」より]

http://annabelle.at.webry.info/200703/article_14.htmlstyle="color: #810081;" [庭の椿(匂い椿&参平椿)一花一葉/ウェブリブログ]より

 この花の謂れは、『明治期に旧尾張藩主徳川候より野間氏が御殿椿と呼ぶに相応しい一枝の椿を拝領し、その後初代小栗参平に贈り、その参平が庭の隅に挿し木したところ、偶然枝変わりして今日の参平椿が誕生した。それは「へりとり椿」として珍重し、知人宅やお茶会の席などに贈って楽しんでいた。後年参平の孫、恒六が初代日本椿協会々長安達潮花の知遇を得て、「参平椿」と命名を戴き、各地の椿会に推薦された。その後三代目小栗参平が増殖し、各種鉢植え、盆栽を制作している。』とある。(小栗参平様のHPより記事抜粋)

http://emis-home-bar.cocolog-nifty.com/photos/2009tubaki/0215sanpei.html[椿・山茶花:参平椿(さんぺいつばき)]

http://annabelle.at.webry.info/200712/article_22.html [サンペイツバキ(参平椿)と冬至 一花一葉/ウェブリブログ]

http://blog.goo.ne.jp/pea2005/s/%BB%B2%CA%BF%C4%D8 [peaの植物図鑑:「世界の椿館・碁石」の椿・参平椿(さんぺいつばき)]

https://app.blog.ocn.ne.jp/t/app/weblog/post?__mode=edit_entry&id=36364261&blog_id=82331 [peaの植物図鑑:世界の椿館・碁石の椿 参平椿(さんぺいつばき)]