2013年1月21日(月)、岩手県立花きセンター(胆沢郡金ケ崎町六原頭無2-1)に行きました。
午後から見学した「花の館温室」の亜熱帯温室エリアに植えられている「センネンボク」のすぐ傍にアオワーネッキー/ドラセラ・デレメンシス ’ビレンス’と思われる植物がありました。
リュウゼツラン科 ドラセナ(リュウケツジュ)属 Dracaena:アジア、アフリカの熱帯・亜熱帯に約40種、1種が熱帯アメリカに分布する。高木状または低木状の植物で、葉は長く剣状または幅広で、剛直なものからしなやかなものまで変化に富み、しばしば斑が入る。コルディリネ属と一緒にして一般的には「ドラセナ」と称しているが、異なる点は山芋状の地下茎がなく、根は橙・黄色であることによって区別できる。
属名Dracaenaは、ギリシャ語drakaina(雌の竜)により、本属の一種ドラセナ・ドラコ Dracaena draco L.がドラゴンズ・ブレッド(竜の血)と呼ばれる赤い樹脂を出すことに由来する。
ドラセナ・デレメンシス ’ワーネッキー’ リュウゼツラン科 リュウケツジュ(ドラセナ)属 Dracaena deremensis cv.'Warneckii'
熱帯アフリカに原生するデレメンシスの枝変わりで、この’ワーネッキー’から多数の園芸品種が生まれた。直立した茎は高さ2~3m(自生地では4m以上)となり、葉は長さ20~50㎝、幅2~5㎝で細長い剣状、緑色地に白色条斑が入る。葉縁はやや波状になる。新しい葉は直立し、古くなると垂れてくる。
’ワーネッキー’は最も良く栽培されるもので、幼苗を観葉植物として利用しており、沢山の園芸品種がある。
’レールス・ゴールド’は’ワーネッキー’の枝変わりで、淡黄色の外斑が入る。’ロンギー’も’ワーネッキー’の枝変わりで、葉の中央に幅広い乳白色の縦縞が入る。’バウセイ’も’ワーネッキー’の枝変わりで、葉の中央部に乳白色の帯状斑が入る。’コンパクタ’は、葉が小型で濃緑色。’ワーネッキー・コンパクタ’は’ワーネッキー’の枝変わりで、草姿は’コンパクタ’に似るが、葉に白および黄緑色の条斑が入る。’ビレンス’はアオワーネッキーとも呼ばれ、’ワーネッキー’の枝変わりで、葉は濃緑色で光沢があり、種に先祖返りしたものとも考えられる。
栽培:高温多湿を好む。冬は最低8~10℃は保つ。日照不足にもよく耐えるが、冬はできるだけ日光に当て、夏は半日陰で管理する。繁殖は挿し木による。
アオワーネッキー/ドラセナ・デレメンシス’ビレンス’ リュウゼツラン科 リュウケツジュ(ドラセナ)属 Dracaena deremensis cv.'Virens'
ワーネッキーの枝変わり。直立して茎で高さ3mぐらいになる。葉は長さ30~60㎝、幅5~10㎝の剣状、濃緑色で光沢がある。ワーネッキーより葉の縦皺が目立つ。半日陰で多湿にするとよく生長する。寒風や寒さに当てると葉がすぐ黒変しやすい。その他は丈夫である。
フイリアオ(斑入青)ワーネッキー リュウゼツラン科 リュウケツジュ(ドラセナ)属 Dracaena deremensis cv.'Virens Variegata'
アオワーネッキーの枝変わり。葉はマッサンゲアナのようであるが、先端が細くなる。性質は強健で栽培はアオワーネッキーに準ずる。
[以上、誠文堂新光社発行、日本インドア・グリーン協会編「熱帯花木と観葉植物図鑑」&保育社発行「検索入門・観葉植物(1)土橋豊・著」より]
http://www.nozawaen.co.jp/rental/regular/02.html [アオワーネッキー]
http://www.bloom-s.co.jp/kanri/aowa-ne.htm [ブルーミングスケープ:ドラセナ・アオワーネッキー:育て方 観葉植物 Dictionary]
http://e-28.jp/plantsguide/pb-info-sim.asp?kensakumoji=11 [ドラセナ・アオワーネッキー:観葉植物・植物図鑑・育て方]
http://www.foliage-plant.com/plants_database/database.cgi?equal3=Dracaena&equal4=deremensis%20'Virens'&tid=list2 [ドラセナ・アオワーネッキー:詳細観葉植物図鑑]
http://www.g-forever.co.jp/0008.htm [アオワーネッキー:販売・育て方と管理方法]