peaの植物図鑑

草や木の花や木の実(果実)、特に山野草が好きで、デジカメを持ち歩いて撮っています。2024年3月、85歳になります。

岩手県立花きセンターのセンネンボク/コルディリネ・テルミナリス 2013年1月21日(月)

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2013年1月21日(月)、岩手県立花きセンター(胆沢郡金ケ崎町六原頭無2-1)に行きました。

午後から見学した「花の館温室」亜熱帯温室エリアに植えられているセンネンボク/コルディリネ・テルミナリスが綺麗に色づいた葉を展開していました。太陽の当たり具合によって葉の色が大分違ってくるようです。

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コルディリーネ・テルミナーリス リュウゼツラン科 コルディリーネ(センネンボク)属 Cordyline terminalis

東アジア原産の低木で、高さ1~3mになる。普通単幹だが、ときに分岐する。葉は茎頂付近に螺旋状につき、長さ30~60㎝ほど。葉身は狭長楕円形で、光沢があり、しなやか。葉柄には深い溝がある。株が成熟すれば、白色から赤味を帯びた小さな花が、円錐花序につくが、家庭ではあまり咲かない。沢山の園芸品種があり、葉の色や模様、大きさなど様々である。和名は「センネンボク」。

’愛知赤’は葉身が濃紫紅色地で、縁が紅色となり、幼葉では紅色の部分が広い。’レッド・エッジ’は、葉身が長さ10㎝、幅2~3㎝と小さく、緑色地に薄赤色の覆輪が入る。’白馬’は緑色地に乳白色の覆輪が入り、幼葉では白味を帯びる縦縞がはしり、葉柄も乳白色となる。’クリスタル’は緑色、黄緑色、桃色、薄赤色の縦縞が入って美しい。’レインボー’は葉身が丸味を帯び、濃緑色地に紅色の覆輪が入る。’ドリーミー’は、幼葉が乳白色地に淡紅色の縦縞が入って美しい。’バンコック・ゴールド’は’クリスタル’に似ているが、葉の緑が赤味を帯びない。

栽培:高温多湿を好み、明るい日陰で管理する。冬は5℃でも越冬するが、8℃以上は保ちたい。繁殖は挿し木のほか、根茎の根伏せも可能。

備考:ハワイのフラダンスに用いるフラ・スカートは、緑葉の園芸品種の葉で作られている。ハワイやポリネシアでは、この植物の生垣で住居を囲むと、悪魔が避けて、幸福になると信じられ、英名も’グッドラック・プラント(幸福の木)と呼ばれる。

[保育社発行「検索入門 観葉植物(1)土橋 豊・著」より]

https://app.blog.ocn.ne.jp/t/app/weblog/post?__mode=edit_entry&id=36627801&blog_id=82331 [peaの植物図鑑:岩手県立花きセンターのセンネンボク/コルディリネ・テルミナリス(ターミナリス)]


世界の椿館・碁石の椿 太神楽(だいかぐら) 2013年1月17日(木)

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2013年1月17日(木)、世界の椿館・碁石(大船渡市末崎町字大浜280番地1)に行ってきました。

世界の椿館・碁石では、世界13カ国(アメリカ、オーストラリア、ニュージーランド、イギリス、ベルギー、フランス、ポルトガル、イタリア、中国、ベトナム、フィリピン、台湾、日本)450種の椿と四季折々の花卉(かき)を植栽展示しています。この日は、全体の半分ほども花が咲いていませんでしたが、沢山の花が咲いていました。

http://www.city.ofunato.iwate.jp/www/contents/1341204018763/index.html

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(下)大温室の南側の”江戸椿十景”コーナーに植えられた椿・太神楽(だいかぐら)が、紅色地に白斑が入った牡丹咲きの花を沢山咲かせていました。名札には「小崎珍樹園寄贈」と書かれていました。

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椿 太神楽(だいかぐら) ツバキ科 ツバキ(カメリア)属 Camellia japonica cv.Daikagura

[産地:]江戸[花:]紅色地に白斑が入る、牡丹~獅子咲き、大輪[花期:]10~3月[葉:]広楕円、大形、肉厚[樹:]横張り性[来歴:]紅太神楽の白斑入り、1789年の「諸色花形帖」に載る。別名:清緋、照日、清日、絞太神楽(中部)、石橋(京都・長福寺)など。[誠文堂新光社発行、日本ツバキ協会編「最新日本ツバキ図鑑」より]

http://blog.goo.ne.jp/pea2005/s/%C2%C0%BF%C0%B3%DA [peaの植物図鑑:世界の椿館・碁石の椿 太神楽(だいかぐら)]


世界の椿館・碁石の山茶花 獅子頭(ししがしら) 2013年1月17日(木)

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2013年1月17日(木)、世界の椿館・碁石(大船渡市末崎町字大浜280番地1)に行ってきました。

世界の椿館・碁石では、世界13カ国(アメリカ、オーストラリア、ニュージーランド、イギリス、ベルギー、フランス、ポルトガル、イタリア、中国、ベトナム、フィリピン、台湾、日本)450種の椿と四季折々の花卉(かき)を植栽展示しています。この日は、全体の半分ほども花が咲いていませんでしたが、沢山の花が咲いていました。

http://www.city.ofunato.iwate.jp/www/contents/1341204018763/index.html

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(下)大温室の南側の”花形十景”コーナー付近に植えられたサザンカ(山茶花)・獅子頭(ししがしら)が、紅色地で八重の花を沢山咲かせていました。関東では「寒椿」と呼ばれているそうですが、名札には「獅子頭」と書かれていました。

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サザンカ(山茶花):古くからサザンカとして扱われてきた品種の中には、四国や九州などの自生サザンカからだけではなく、ヤブツバキなど他種が関与して生まれたと思われるものが数多く含まれる。それらの一部は植物分類学上からいうと、種間雑種やその後代ということになるのであるが、本書では日本で古くから扱われてきた園芸上のサザンカという括りを用いた。

来歴蘭の最初に記入したカンツバキ系やハルサザンカ等は園芸的な区分で、概要は下記のとおりである。また、特別に記入の無いものは自生のサザンカに近い狭義のサザンカ品種である。

カンツバキ系…獅子頭(関東では寒椿と呼ぶ)の後代と考えられる一群の品種で、開花期が晩い冬咲きの重弁花(八重咲き)が多い。樹形は横張りとなる傾向があるが、他の品種とも容易に交雑して実生が生まれるため、狭義のサザンカ品種とは厳密には区別できない。

ハルサザンカ…サザンカとツバキ(主としてヤブツバキ)との交雑個体やその後代と考えられているもので、花や葉の特徴が両種の中間となる様々な品種を含む。開花期が冬から春先となるものが多い。

ユチャ系…田毎の月という品種は、現在では中国原産で種子から油を搾るユチャという別種の系統と考えられている。しかし、同品種が現れた1930年代から田毎の月はサザンカの一品種として扱われてきたのでここでもそのままサザンカに組み込んだ。他のサザンカと容易に交雑して実生ができるが、花の観賞価値が高いものはほとんど生まれていない。

サザンカ(山茶花) 獅子頭(ししがしら) ツバキ科 ツバキ(カメリア)属 Camellia sasanqua  cv.Shishi-gashira

[産地:]中部[花:]紅色、八重、中輪[花期:]12~2月[葉:]倒披針状楕円、中形[樹:]横張り性、強い[来歴:]カンツバキ系。記録は1894年の「園芸界雑誌」であるが、古木は中部に多い。関東で寒椿と呼ぶようになったのは1933年以降。

[以上、誠文堂新光社発行、日本ツバキ協会編「最新日本ツバキ図鑑」より]

http://rosemary0.whitering.net/rosemary_home/sazannkatokantubaki,tubakinochigai.htm [サザンカとカンツバキ、ツバキの違い]

http://www.hana300.com/kantbk.html [寒椿(かんつばき):季節の花300]

http://blogs.yahoo.co.jp/neko_nonohana/63724739.html [寒空に凛と咲く★獅子頭(寒椿):野の花のお気楽日記:Yahoo!ブログ]

http://wallpaper.pcwebe.net/2012/12/post_844.html [カンツバキ・寒椿]

https://app.blog.ocn.ne.jp/t/app/weblog/post?__mode=edit_entry&id=36308471&blog_id=82331 [peaの植物図鑑:世界の椿館・碁石のサザンカ「獅子頭(ししがしら)」/寒椿(かんつばき)]

https://app.blog.ocn.ne.jp/t/app/weblog/post?__mode=edit_entry&id=33429073&blog_id=82331 [peaの植物図鑑:「世界の椿館・碁石」の寒椿(かんつばき)]


新春の寿草 福寿草  2013年2月21日(木)

2013年02月21日 | 植物図鑑

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http://blog.goo.ne.jp/pea2005/d/20120318 [peaの植物図鑑:一関市千厩野草会の福寿草「秩父紅」]

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栃の葉書房発行の「趣味の山野草」2013年1月号は、新春の寿草 福寿草と題した特集を19ページ(P.21~P.39)に渡って掲載しています。

「元日草」「朔日草」などとお目出度い植物として楽しまれ、また一方で江戸時代から続く伝統園芸としても知られる福寿草。その花の変化は正に千差万別。近年では育種による新品種作出も進み、花変わり福寿草が新たなジャンルとして高い人気を集めています。

今日は、この特集を紹介しながら、沢山ある福寿草の銘花たちを紹介します。

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http://www.hana300.com/fukuju1.html [福寿草写真集1]

http://www.hana300.com/fukuju2.html [福寿草写真集2]

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(下の広告)萌春、白楽、紅三彩、白雪、橙代、黄宝、朱雀、昭和撫子、紅宝の画像が掲載されています。

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(下)紅孔雀、日輪、寿(ことぶき)、吉田紅(よしだべに)、裏紅撫子、金世界、琴絲金、初雁、金福輪の画像が掲載されています。

http://www.ishidaseikaen.com/blog/?m=201201 [石田精華園 園主の日記・2012年1月]

フクジュソウ(福寿草) キンポウゲ科 フクジュソウ属 Adonis amurensis

日本各地に点在し、主に東日本の落葉樹林に生える多年草。太い根茎から多くの根を出し、葉は細かく裂け、花後に伸びる。高さ20㎝ほどの茎の先に鮮黄色の花を付け、旧暦の正月(2月)頃に開花するため、縁起の良い名前が付けられた。元日草とも朔日草(ついたちそう)ともいわれる。伝統園芸植物としても知られ江戸の頃より多数の園芸品種が作られている。