(上)古墳時代中期後葉~後期前葉の群集墳・沢田遺跡(奥州市胆沢区南都田字沢田)から出土した土器。
(上)石田Ⅰ・Ⅱ遺跡(奥州市胆沢区南都田字石田地内)から出土した鉄関連遺物。
2013(平成25)年2月16日(土)、岩手県民会館中ホール(盛岡市で(公財)岩手県文化振興事業団埋蔵文化財センターの平成24年度 埋蔵文化財公開講座・遺跡報告会が開催されたので、一人でも行くという妻に従いて聞きに行ってきました。
第一部(10:00~12:00)は、第34回埋蔵文化財公開講座「古墳時代の東北北部と南部の社会」と題した辻 秀人先生(東北学院大学文学部史学科教授)の講演でした。
辻 秀人先生には、「東北古墳研究の原点・会津大塚山古墳」(新泉社発行のシリーズ「遺跡を学ぶ」029)という著書があり、既に読んでいた妻が先生の話を聞きたいというので出かけたのでした。
会津大塚山古墳は、福島県会津若松市一箕町大字八幡字北滝沢にある大型の前方後円墳で、三角縁神獣鏡が出土した日本列島最北端の古墳。それは古墳時代のはじまりの頃既に、東北に有力な首長が登場したことを物語るものだという。
出土遺物は福島県立博物館(会津若松市城東町1-25)に収蔵、展示されている。近くには飯盛山古墳と堂ケ作山古墳があり、一箕古墳群を形成している。
第2部(13:00~15:50)は、平成24年度発掘調査遺跡報告会で、新田Ⅱ遺跡(遠野市・縄文時代中~晩期)、野場Ⅰ遺跡(田野畑村・縄文時代晩期)、沢田遺跡(奥州市・古墳時代)、千苅遺跡(北上市・平安時代)松山館跡(宮古市・平安時代・中世)の順に報告されました。
これらの中、古墳時代(およそ1,500年前)の墓域・沢田遺跡(奥州市胆沢区南都田[なつた]字沢田地内)についてのみ、頂いたパンフなどから転載します。
http://www.echna.ne.jp/~imaibun/chousa/chousa_272ishida1-2.html [岩手県文化振興事業団埋蔵文化財センター/いわて・遺跡めぐり:石田Ⅰ・Ⅱ遺跡]
http://www.echna.ne.jp/~imaibun/chousa/chousa_266sawada.html [岩手県文化振興事業団埋蔵文化財センター/いわて・遺跡めぐり:沢田遺跡]