(上と下2つ)高校1年生 菅野茉由さんの作品
2013年11月3日(日)、一関市東山地域交流センター(一関市東山町長坂字町335-1)で開催中の「一関市東山文化祭」[11/2(土)~11/3(日)]を見に行ってきました。「生花展」の素材である草花類が目当てでしたが、それらの中に「フウセントウワタ(風船唐綿)」と呼ばれている植物の実を使った生花が2点ありました。和名の由来は、膨らんだ実が風船のようで、熟した実の中が白い綿毛でいっぱいになっていることによるそうです。
(上と下3つ)松風花道会 鈴木美緒さんの作品
ガガイモ科 フウセントウワタ(ゴンフォカルプス)属 Gompho carpus(=Asclepias)physocarpus
熱帯および南アフリカに50種以上が分布する小低木。よく分枝し1~2Mの高さになる。副花冠に角状の付属体がないのでトウワタ(アスクレピアス)Asclepias属と区別される。
フウセントウワタ(風船唐綿) / フルティコスス(別名:風船玉の木)G.fruticosus
南アフリカ原産の半耐寒性多年草または春まき1年草。自生地では2~3mになる常緑低木だが、日本では1年草として扱われる。普通高さ1mほどになり、長さ約10㎝のヤナギ(柳)に似た細長い(披針形または倒披針形)葉が対生する。枝や葉を切ると白い乳液が出る。
6~8月、葉腋から花柄(散形花序)を出し、乳白色の小さな花を10~15個下向きにつける。副花冠は淡紫色。 秋(8~9月)に風船のように膨らむ直径5~8㎝のユーモラスな球形の果実をつける。先が尖り、小突起が筋状につき、先は毛状になる。中は綿毛でいっぱい。実が割れると、白い綿毛のついたタネが風に乗って飛んで行く。実つきの切り枝が生け花として利用され、また種子の毛はクッションになる。
[栽培管理]ふつう春播き1年草として栽培する。日当たりと風通しのよい戸外に置き、過湿を嫌うので鉢土の表面が十分乾いてから水やりする。庭植えは日当たりと水はけのよい場所を選び、倒れないように支柱を立てる。繁殖は2~3月に温室内に播種し、間引きながら育て5月に定植する。[主婦の友社発行「色がわかる四季の花図鑑」&山と渓谷社発行「山渓カラー名鑑・園芸植物」より]
https://app.blog.ocn.ne.jp/t/app/weblog/post?__mode=edit_entry&id=32306266&blog_id=82331 [peaの植物図鑑:一関市銅谷町のフウセントウワタ(風船唐綿)2009年8月25日(火)]