peaの植物図鑑

草や木の花や木の実(果実)、特に山野草が好きで、デジカメを持ち歩いて撮っています。2024年3月、85歳になります。

奥州市衣川区「小松館」跡擬定地&ニシキギ(錦木)の果実と紅葉 2013年11月6日(水)

2013年11月09日 | 植物図鑑

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2013年11月6日(水)、奥州市衣川区にある接待館遺跡をはじめ、琵琶柵跡、衣川柵(並木屋敷)跡、小松館跡などを訪ねました。「陸奥話記」には、安倍氏の施設である「柵」が12ケ所登場するが、この中で、発掘調査により、その所在地が明らかになっているのは、「鳥海柵」、「河崎柵」の2ケ所のみだという。「その他の安倍氏の「柵」の所在地は何処か、また「柵」とはどのような施設なのか。」などについて、平成25年10/19(土)~10/20(日)、金ケ崎町中央生涯教育センター(金ケ崎町西根南羽沢55)で開催された岩手考古学会第45回研究大会(「安倍氏の柵~十二柵の疑定地の検討」)に参加させていただき貴重な資料をいただいたので、先ず身近な所にある「疑定地」などを訪ねたのでした。

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(上)衣川堤防沿いの「六日市場遺跡」⑦⑧や「接待館遺跡」⑥から、衣の関道跡⑨、衣川柵(並木屋敷)跡②を訪ねた後、「小松館」跡③を目指しました。

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(上と下)衣川に架かる月山橋(がっさんばし):この橋を渡ってすぐ右側の少し高くなっている所が小松館跡(こまつのたちあと)。安倍貞任の叔父・堺講師官照の居所と伝えられる。土塁が残る。小規模な発掘調査が行われているが、平安時代の遺物は未確認とのこと。

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(上)衣川に架かる月山橋から北側を見た風景。

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(上)衣川に架かる月山橋から南側を見た風景。その先には安倍貞任の族兄・成道の居所と伝えられる「琵琶柵」があります。

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(上)前方に見えるのは東北自動車道とガードで、そこを潜って左側に進めば「衣河関」跡があります。

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 (上)「小松館」から衣川橋に架かる月山橋を見た風景。       

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(上と下6つ)車を駐めて前庭に植栽されているニシキギ(錦木)の写真を撮らせていただいた加藤文彦さん家(衣川区清水の上57-1)の前の道路。果実を沢山つけ、見事に紅葉したニシキギでした。

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ニシキギ(錦木) ニシキギ科 ニシキギ属 Euonymus alatus

山野の林に生える落葉低木で、根際からよく枝分かれして高さは普通1~3mになる。枝にコルク質の翼が張り出していて、奇妙な形になる。枝の形が変わっていて、紅葉も美しいことから、庭や公園などにもよく植えられている。葉は対生し、長さ2~7㎝の倒卵形。和名は秋の美しい紅葉を錦に例えたもの。

若い緑色の枝には板状の翼があることが特徴で、この翼が無いものをコマユミf.ciliatodentatusと呼ぶ。花期は5~6月。花は淡黄色で直径6~7㎜、花びらが4枚ある。果実は長さ1㎝ほどで、10~11月に熟すと縦に裂開して、朱赤色の仮種皮に包まれた種子が1個顔を出す。分布:北海道~九州、サハリン、ウスリー、朝鮮半島、中国東北部。[山と渓谷社発行「山渓ポケット図鑑3・秋の花」&日本文芸社発行「樹木図鑑」より]

https://app.blog.ocn.ne.jp/t/app/weblog/post?__mode=edit_entry&id=41290843&blog_id=82331 [peaの植物図鑑:「御所野縄文遺跡公園」のニシキギ(錦木) 2012年11月1日(木)]

https://app.blog.ocn.ne.jp/t/app/weblog/post?__mode=edit_entry&id=36136498&blog_id=82331 [peaの植物図鑑:奥州市江刺区「向山公園」のニシキギ(錦木)]

https://app.blog.ocn.ne.jp/t/app/weblog/post?__mode=edit_entry&id=38548340&blog_id=82331 [peaの植物図鑑:一関市川崎町薄衣のニシキギ(錦木)]


奥州市衣川区「衣の関道」「関の明神」「七日市場」伝承地&ツツジ(躑躅)の花 2013年11月6日(水)

2013年11月09日 | 植物図鑑

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2013年11月6日(水)、奥州市衣川区にある接待館遺跡をはじめ、琵琶柵跡、衣川柵(並木屋敷)跡、小松館跡などを訪ねました。「陸奥話記」には、安倍氏の施設である「柵」が12ケ所登場するが、この中で、発掘調査により、その所在地が明らかになっているのは、「鳥海柵」、「河崎柵」の2ケ所のみだという。「その他の安倍氏の「柵」の所在地は何処か、また「柵」とはどのような施設なのか。」などについて、平成25年10/19(土)~10/20(日)、金ケ崎町中央生涯教育センター(金ケ崎町西根南羽沢55)で開催された岩手考古学会第45回研究大会(「安倍氏の柵~十二柵の疑定地の検討」)に参加させていただき貴重な資料をいただいたので、先ず身近な所にある「疑定地」などを訪ねたのでした。

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(上)衣川堤防沿いの「六日市場遺跡」⑦⑧や「接待館遺跡」⑥から、衣の関道跡⑨、衣川柵(並木屋敷)跡③を目指します。

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(上)堤防改修後の地図。

接待館遺跡のすぐ近くの道路沿い左側に「衣の関道(ころものせきみち)」標柱がありました。「中尊寺の衣の道へ通じる道」とも表示されていました。(下)

衣の関道:衣川の北岸、衣川を隔てて直南に関山丘陵があり、ここを通るルートは「中尊寺に詣でる道」として近年まで使われていたという。12世紀とみられる池状遺構などが検出されています。

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(上)そこの分岐道を南側に向かって進んで行くと、大きなクリ(栗)の木の下に「七日市場(なぬかいちば)」の案内板が立ててありました。近くの畑に群植されたキク(菊)が様々な色の花を沢山咲かせていました。

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(下4つ)「関の神明(せきのしんめい)/神明神社」:

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(上2つと下)「関の神明(神明神社)」に隣接する民家の脇を更に進んで行くと道は途切れてしまいました。畑の脇を歩いて衣川の堤防へ上りました。

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(上)衣川の北側堤防に上って対岸を見ると、中尊寺がある山の中に通じていると思われる道が見えました。(下)川幅が他所の所よりも狭く見える場所には石が沢山あり、「古道跡」のように見えました。

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(下)北側堤防の上から東側を望む。「衣川橋」や「束稲山」などが見えました。

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(下)北側堤防上から今歩いてきた方角を見た風景。

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(上)「関の神明(神明じん社)」に隣接した民家の道路沿いに植栽されている「ミツバツツジ」と思われる躑躅が、春にも花を咲かせたものと思われるのに、紅紫色の花を沢山咲かせていました。

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ミツバツツジ(三葉躑躅) ツツジ科 ツツジ属 Rhododendron dilatatum

山地に生え、高さ1~3mになる落葉低木。葉は長さ4~7cmの菱形状広卵形で、枝先に3個輪生する。若葉は内側に巻き、両面に腺毛があって粘るが、成葉は無毛。早春、葉に先立って枝先に紅紫色の花を1~3個開く。花冠は直径3~4cmの漏斗形で、深く5裂して平開する。雄しべは5個。花柱は無毛。子房には腺毛が密生する。用途:庭木。分布:本州(関東・東海・近畿地方)。

トウゴクミツバツツジ(東国三葉躑躅) ツツジ科 ツツジ属 Rhododendron wadanum

関東、中部地方の山地に多く見られる落葉低木。葉は3個輪生し、長さ3~6cmの広菱形で、裏面の主脈と葉柄には毛が密生する。葉と同時かやや早く枝先に紅紫色(花の色が淡いものもある)の花を1~3個開く。花冠は直径3~4cmの広い漏斗形で5裂する。雄しべ10個は長短があり、長いものは花冠から飛び出る。花糸は無毛。花柱の下半部に腺毛がある。分布:本州(宮城県~鈴鹿山脈)。以上[山と渓谷社発行「山渓カラー名鑑・日本の樹木」より]

http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%9F%E3%83%84%E3%83%90%E3%83%84%E3%83%84%E3%82%B8 [ミツバツツジ(Wikipedia)]

http://www.ootk.net/cgi/shikihtml/shiki_21.htm [ミツバツツジ(四季の山野草)]

http://aoki2.si.gunma-u.ac.jp/BotanicalGarden/HTMLs/mituba-tutuji.html [ミツバツツジ(三葉躑躅)]

http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%88%E3%82%A6%E3%82%B4%E3%82%AF%E3%83%9F%E3%83%84%E3%83%90%E3%83%84%E3%83%84%E3%82%B8 [トウゴクミツバツツジ(Wikipedia)]

http://tanzawa.xrea.jp/flowers/flw002.html [トウゴクミツバツツジ]

http://www.geocities.jp/greensv88/jumoku-zz-tougokumitubatutuji.htm [トウゴクミツバツツジ(樹木図鑑)]