2013年11月23日(土)、骨寺村荘園交流館(一関市厳美町字若神子241-2)主催の骨寺村荘園遺跡探訪(バス)ツアー<4>「鬼伝説と晩秋の遺跡めぐり」が、一関市の研修用バスを利用して行われたので、妻と共に参加しました。参加者は19名でした。
一関市役所 9:30時出発。国道342号(旧国道4号)線を進み、鬼死骸にある「鬼石」を見学しました。
そこから戻って、国道342号線(厳美街道)を「骨寺村荘園遺跡」目指して進み、骨寺村荘園交流館「若神子亭」には予定通り10:30頃到着しました。
骨寺村荘園交流館の展示室の展示や風のシアターで映画を観た後、骨寺村荘園遺跡(国史跡・重要文化的景観)の現地見学をしました。昼食のため一旦 骨寺村荘園交流館「若神子亭」に戻り、再び現地見学に出発します。(12:45時)
午後からの見学で初めに訪れたのは、「須川高原ブルーベリーランド」の駐車場。普段はブルーベリーやブルーベリーを使ったアイスクリームなどを販売しているのですが、この日は開店していませんでした。
国道342号線側に頭部を向けて停まった研修バスの窓から向かい側の杉林の方を見ながら「大犬森」と「まおう鳥」の昔話を聞きました。
http://www.hiraizumi-yukari.com/select_genre/more.php?c=3&p=147 [大犬森とまおう鳥(平泉ゆかりマップ)]
次に訪ねたのは、「鬼が砦(山に柵を築き)を構え、扉(門に)は魔よけに牛の生首を張り付けた」という伝承がある牛首戸(うしくびと)という場所。その場所を見るために「矢びつ温泉・瑞泉閣」の大駐車場に入りました。
http://www.zuisenkaku.com/top [矢びつ温泉・瑞泉閣(ずいせんかく)公式ホームページ]
(上)国道342号線から分岐している「矢びつ温泉・瑞泉閣」&大駐車場への道。駐車場北側の端にバスを停めて説明してくれました。(写真はなし)
http://www.hiraizumi-yukari.com/select_genre/more.php?c=3&p=148 [山王窟伝説(牛首戸、鬼地谷起)]
「瑞泉閣」の大駐車場から国道342号線に戻り、次は杖立原の大師堂の見学です。「弘法大師が杖を立てて祈祷すると、そこから清水が湧き出た場所」と伝えられています。国道から200mほど入った田畑の中ほどの所にあります。
次は、「山王の鬼が立て籠って死闘を尽くした場所」と伝えられている山王窟(さんのうのいわや)です。磐井川を堰き止めて作った「矢櫃(やびつ)ダム」の近くにあります。その近くに見学者用の駐車場ができていました。
山王窟(さんのうのいわや):
日吉山王(ひえさんのう)神は天台宗の本山延暦寺の地主神です。日吉山王神の岩屋が、村の最奥の高所に据えられているのは、骨寺村が天台宗寺院中尊寺の所領であることを強調しているかのようです。岩屋は納骨の霊場でもあったと考えられています。
(下)国道342号線の矢櫃(やびつ)ダム/磐井川の上に架かる「昇仙峡」。
(下)岩手・宮城内陸地震で落橋したが、再架橋された「昇仙峡」(人道):向かい側の山沿いに架かる橋から右側は「私道」になっていて「通行禁止」だそうです。案内人の説明によると「矢びつ温泉・瑞泉閣の泉源が付近にある」とのこと。
(上)岩手・宮城内陸地震で、国道342号線沿いの山の斜面が大きく崩落した状況と復旧した後のこの日の状況。