peaの植物図鑑

草や木の花や木の実(果実)、特に山野草が好きで、デジカメを持ち歩いて撮っています。2024年3月、85歳になります。

一関市狐禅寺のセイタカアワダチソウ(背高泡立草) 2016年10月2日(日)

2016年10月12日 | 植物図鑑

2016年10月2日(日)、一関市狐禅寺にある岩手県立磐井/南光病院にマイカーで行きました。南光病院側にある加茂神社の近くに群生しているセイタカアワダチソウ(背高泡立草)が花を沢山咲かせ始めていました。蜂などが沢山蜜を吸っていて、「秋の蜜源植物としては貴重」ということが頷(うな)づけました。

 セイタカアワダチソウ(背高泡立草) キク科 アキノキリンソウ属 Solidago altissima

北アメリカ原産の多年草。戦後、各地で目立つようになり、一時は日本全土を覆うのではないかと心配されたが、現在は少し鎮静化したようだ。猛烈な繁殖力のせいで、嫌われているが、秋の蜜源植物としては貴重。高さは1~2.5mになる。葉は密に互生し、長さ6~13㎝の披針形でやや厚く、ザラザラした毛がある。花期10~11月。茎の上部の枝先に直径6㎜ほどの黄色の頭花がびっしりとつく。[山と渓谷社発行「山渓ポケット図鑑3・秋の花」より]


一関市狐禅寺のエンゼルストランペット 2016年10月2日(日)

2016年10月12日 | 植物図鑑

2016年10月2日(日)一関市狐禅寺の民家の花壇に植栽されているエンゼルストランペットがトランペットに似た大きな花を沢山咲かせていました。別名:ブルグマンシア(学名)、キダチチョウセンアサガオ(木立朝鮮朝顔)。

エンゼルストランペット ナス科 ブルグマンシア属 Brugmansia spp.

南アメリカ原産の耐寒性落葉低木。樹高:100~300㎝。花径:30㎝。花色:ピンク、朱赤、黄、白。開花期:6~11月。特徴:大輪の花を下向きにつけ、夜に強く香る。開花は断続的。別名:キダチチョウセンアサガオ(木立朝鮮朝顔)、ブルグマンシア。

育て方:日なたと水はけのよい用土を好む。強健で、関東では落葉するが戸外で越冬。株元20㎝を残して切る。鉢植えは10号以上に植え、寒冷地は室内で越冬。有毒植物。[講談社発行「花を調べる花を使う・四季の花色大図鑑」より] 


一関市大東町摺沢の中菊(黄菊) 2016年10月12日(水)

2016年10月12日 | 植物図鑑

2016年10月12日(水)、今日は朝から良い天気なのでマイカーで外出しました。一関市大東町摺沢の国道343号線国道456号線の交差点の内側にある民家の庭にバラ(薔薇)が沢山植栽されているのですが、今は少ししか花を咲かせていません。カンブンという名の食品店に立ち寄ったのですが、そこの駐車場から「バラ屋敷」を見たところ、黄色い中菊が花を沢山咲かせていました。

キク(菊)キク科 キク属 Chrysanthemum morifolium

日本にはキクの野生種が沢山あるが、栽培のキク(菊)については、中国から渡来したものであることに疑いはない。キクの祖先は中国の北部に自生するチョウセンノギクと、中部に自生するハイシマカンギクの交雑品から出発し、唐の時代には園芸品が存在したらしい。日本には奈良時代には伝えられたと考えられている。

 キクの品種改良が急速に進んだのは江戸時代で、大小さまざまなタイプのキクの品種が生まれた。栽培ギク(家ギクとも呼ばれる)は頭花の大きさによって、大菊、中菊、小菊の3つに分けられている。(大菊=省略)

 中菊直径9㎝以上。一重八重、千重のほか、一重の中心の筒状花が大形になった丁子咲きがあり、地方によって独特な花形が発展した。江戸では一度開花した花が折れ曲がったり、乱れを見せる江戸菊(狂い菊)ができ、京都では細い花が上へほうき状に立ち上がった嵯峨菊が生まれた。嵯峨菊が乱れて下方に垂れ下がったタイプが伊勢菊で、三重県松坂市を中心に育成された。熊本には一重で端正な花形の肥後菊がある。(小菊以下省略)[山と渓谷社発行「山渓ポケット図鑑3・秋の花」より]