peaの植物図鑑

草や木の花や木の実(果実)、特に山野草が好きで、デジカメを持ち歩いて撮っています。2024年3月、85歳になります。

一関市狐禅寺「磐井病院」のガマ(蒲) 2016年10月2日(日)

2016年10月13日 | 植物図鑑

ガマの穂(果期)。先端に雄花の穂の軸が残っている。

2016年10月2日(日)、一関市狐禅寺にある岩手県立磐井病院&南光病院に行きました。建物の裏側にある池に群生しているガマ(蒲)が、「蒲の穂」を沢山つけていました。

ガマ(蒲)ガマ科 ガマ属 Typha latifolia

池や沼、川の縁などに群生する大形の多年草。高さは1.5~2m、茎は円筒形で直径5~8㎜。葉は厚く、線形で長さ1~2m、幅1~2㎝。基部は筒状に合着して茎を包んでいる。花期6~8月。花には雄花雌花とがある。茎の先端に無数の雄花がついた黄色の穂がつき、そのすぐ下に淡緑色の雌花の穂がつく。雄花の穂は長さ7~15㎝で、良く見ると3段に分かれているのがわかる。雌花の穂は長さ10~20㎝で、花の頃は直径約6㎜、成熟して茶褐色になると直径2㎝近くになる。果実の基部には白い毛がある。一つ一つの実は小さいが、沢山集まってついているので、晩秋には果穂は白い毛のかたまりのようになり、風に吹かれると、ばらばらになって飛んでいく。分布:北海道~九州。[山と渓谷社発行「山渓ポケット図鑑2・夏の花」より]


一関市狐禅寺のススキ(薄・芒) 2016年10月2日(日)

2016年10月13日 | 植物図鑑

2016年10月2日(日)、一関市狐禅寺にある岩手県立磐井/南光病院にマイカーで行きました。南光病院側にある加茂神社の近くに群生しているススキ(薄・芒)が花を沢山咲かせていました。花はすっかり枯れた状態で「枯れ尾花」になっていました。

 

 ススキ(薄・芒)イネ科 ススキ属 Miscanthus sinensis

秋の七草の一つとして、オバナ(尾花)の名で親しまれている。山野にごく普通に生える多年草。高さは1~2m。茎は多数束になって、大きな株をつくる。葉は幅1~2㎝で堅く、縁はざらざらしていて、手などを切りやすい。中央の脈は太い。花期8~10月。穂は長さ15~30㎝。小穂には途中で折れ曲がった芒がある。変異が多く、葉の細いもの、穂が紫色を帯びるものなどがある。

 また、葉に淡黄色の横縞のあるタカノハススキや、白い斑入りのシマススキなどの園芸種もある。分布:日本全土。[山と渓谷社発行「山渓ポケット図鑑3・秋の花」より]


一関市藤沢町「館ケ森アーク牧場」のタカノハススキ(ゼブラグラス) 2016年9月30日(金)

2016年10月13日 | 植物図鑑

2016年9月30日(金)、館ケ森アーク牧場(一関市藤沢町黄海字衣井沢山9-15)に行ってきました。レストランティルズので昼食をしてから第2料金所から入場しました。(入場料は1,000円)。  

「ここから有料となります」の張り紙がある所を出て、細い流れに沿った散策路を散策しながら進んで行き、下の方に行ったら葉に段状に淡黄色の斑が入ったタカノハススキが花を咲かせてい播いた。英名の「ゼブラグラス」がぴったりです。 

タカノハススキ(ゼブラグラス)イネ科 ススキ属 Miscanthus sinensis 'Zebrinus' 

別名:ヤバネススキ、ヤハズガヤ、トラフススキ。南千島、日本、朝鮮半島、中国原産の耐寒性多年草花期:8~10月。観葉期:6~10月。植え付け、株分け:3~4月。

特徴:ススキは、秋の七草の一つとして、万葉の頃から親しまれ、十五夜のお月見にも欠かせません。葉に段状に淡黄色の斑(「虎斑」)が入るタカノハススキは、ゼブラグラスの英名があり、白い縦縞の入るシマススキと共に古くから観賞用に庭などに植えられています。

管理:日陰では斑が消えてしまうので、日当たりと水はけのよい場所に植えます。放任してもよく育ちますが、2~3年に1回、株分けをして草勢を弱めたほうがよいでしょう。冬に地上部が枯れたら刈り取ります。[西東社発行「色・季節でひける花の事典820種」より]