peaの植物図鑑

草や木の花や木の実(果実)、特に山野草が好きで、デジカメを持ち歩いて撮っています。2024年3月、85歳になります。

一関市厳美町「骨寺村荘園遺跡」の現地説明会 2016年10月15日(土)

2016年10月15日 | 遺跡、石器・土器、古墳、

(上と下6つ)骨寺村荘園遺跡(白山社および駒形根神社)から発掘された遺物:縄文時代土器、石器、土偶が出土しています。渦巻文などの土器の文様から、縄文時代中期(約4,500~5,500年前)のものとみられます。その他、7トレンチの表土から江戸時代の陶器が1点出土していますが、古代から中世にかけての遺物は出土していません。(「平成28年度第2回現地説明会資料」より) 

(下)参考資料の縄文土器

(下)出土した遺物を熱心に見る現地説明会の参加者たち。

(上と下)「骨寺(堂)跡」が描かれている「陸奥国骨寺村絵図」の「簡略絵図」

(上)と「詳細絵図」。

2016年10月15日(土)、一関市教育委員会主催「骨寺村荘園遺跡発掘調査現地説明会」(平成28年度第2回)が、一関市厳美町字若井原194-1(発掘調査を進めている現地)で開催されました。

 中尊寺に伝わる重要文化財「陸奥国骨寺村絵図」にある骨寺堂跡の所在確認のため、調査を進めている白山社および駒形根神社の発掘現場を公開し、これまでの調査成果などを紹介するものでした。調査期間:平成28年7~11月。調査面積:約916㎡。

 遺跡は、国指定史跡「骨寺村荘園遺跡」の構成要素の一つであり、平泉野(へいせんの)台地と呼ばれる丘陵の東端に位置しています。

 白山社および駒形根神社は、市教委の2016年度調査で同荘園遺跡を構成する梅木田遺跡、平泉野遺跡と合わせて実施しているものです。

まとめ:調査の結果、縄文時代中期にこの平場に集落が営まれていたことがわかりました。鎌倉時代のものとされる『陸奥国骨寺村絵図』には、平泉野台地とみられる丘陵の南東側に「骨寺堂跡」が描かれていますが、今回の調査では、その痕跡を確認することはできませんでした。”[「現地説明会資料」より]

 

この現地説明会のことが掲載されている10月11日付「岩手日日」の記事:現地説明会の参加希望者は、当日午前9時30分までに駒形根神社駐車場に集合する。小雨決行。車で来場する場合は、近くの国道342号沿いにある骨寺村荘園休憩所(古曲田家)駐車場を利用する。問い合わせは市教委文化財課=0191(21)2111=へ。

(上と下)駒形根神社前。(骨寺村荘園休憩所駐車場から300mほど)

(下2つ)駒形根神社~西に向かう山道を約500m登って行きました。(9:30時)

(上と下)到着した地点は、白山社へ向かう南北方向の道が接続しており、この林道とその周辺を発掘調査したそうです。(9:44時)

現地説明会が始まりました。(9:48時)

(上と下)発掘した白山社へ向かう南北方向の道跡(ここからは何も出てこなかったようです。)林道を造成した層を重機で除去し、その下に残った遺構を確認しました。特に白山社の西側の5トレンチ(ここから200mほど進んだ所)では、地山の上面で多数の遺構を確認しました。(「現地説明会資料」より

(上と下)縄文時代の住居跡&焼土。[白山社の西側の5トレンチの発掘跡:ここは南側に張り出した平場の東縁辺部にあたります。] 小さい丸は掘立柱跡


一関市東山町「柴宿団地」の ヤナギバヒマワリ ’ゴールデンピラミッド’ 2016年10月14日(金)

2016年10月15日 | 植物図鑑

 

2016年10月14日(金)、一関市東山町長坂字久保&柴宿にある「柴宿団地」と呼ばれている住宅団地内を散策しました。民家の庭に植栽されているヤナギバヒマワリ’ゴールデンピラミッド’黄色い花を沢山咲かせていました。

ヤナギバヒマワリ’ゴールデンピラミッド’ キク科 ヘリアンサス属 Helianthus salicifolius 'Golden Pyramid'

北アメリカ原産の耐寒性宿根草草丈:100㎝。花径:5~6㎝。花色:黄色。開花期:10~11月。特徴:基本種は草丈2mだが、これはその矮性品種。葉が細く、金色(濃黄色)の花が多数つく。

 育て方:日なたと水はけのよい用土を好む。暑さにも寒さにも強く、強健で育てやすい。草丈15~20㎝で摘心するとよく分枝して花数が増える。倒伏防止に支柱を立てる。[講談社発行「花を調べる花を使う・四季の花色大図鑑」より]