peaの植物図鑑

草や木の花や木の実(果実)、特に山野草が好きで、デジカメを持ち歩いて撮っています。2024年3月、85歳になります。

一関市東山町「柴宿団地」のタチアオイ(立葵)2018年7月4日(水)

2018年07月04日 | 植物図鑑

2018年7月4日(水)、一関市東山町長坂字久保の「柴宿団地」と呼ばれている住宅団地にある民家の庭に植栽されているタチアオイ(立葵)が、様々な色の花を咲かせていました。

 

 タチアオイ(立葵)アオイ科 タチアオイ属 Althoea rosea

中国あるいは小アジア原産と考えられている2年草。夏空によく似合う花のひとつである。古くから庭の草花として栽培されてきた。春に種子から生えた苗は、丸みのある葉を根生するだけだが、翌年の初夏になると茎が2mほどに伸びる。は互生し、掌状に切れ込み、基部はハート形。花期6~7月。茎の上部に直径6㎝ほどの花が穂になってつき、下から上へと咲き進む。本来は一重咲きの5弁花だが、八重咲き万重咲き、花弁に細かい切れ込みが入るものなど、いろいろな改良品ができている。花の色黄、ピンク、赤、白、クリームなどがあり、群生すると壮観である。最近の系統には、春に種子を播いて、その年の夏には開花する1年草の性質をもつものがあり、この系統がひろまりつつある。また鉢植えにも向く小形の品種もある。雄しべが完全に弁化した万重咲きの品種は結実しない。[山と渓谷社発行「山渓ポケット図鑑2・夏の花」より]


盛岡城跡公園のクマノミズキ(熊野水木)2018年6月30日(土)

2018年07月04日 | 植物図鑑

2018年6月30日(土)、盛岡市の盛岡城跡公園の「三ノ丸」入口付近に植栽されているクマノミズキ(熊野水木)と思われる樹木が、花を咲かせはじめていました。

 クマノミズキ(熊野水木)ミズキ科 ミズキ属 Cornus brachypoda

山地に生える落葉高木。高さ8~12m。樹皮暗灰緑色。若い枝は稜があり、冬に茶褐色または淡赤褐色になる。葉は対生し、6~15㎝の卵状長楕円形で、ミズキより細長い。葉の裏面は白っぽい。はミズキより1カ月ほど遅く、6~7月に枝先に黄白色の小さな花を多数つける。花は直径8mmほどで花弁は4個。果実は直径約5㎜の球形で、黒紫色に熟す。分布:本州~九州。[山と渓谷社発行「山渓ポケット図鑑2・夏の花」より]