フクシア アカバナ科 フクシア属 Fuchsia hybrida
フクシアの仲間は、メキシコから熱帯アメリカにかけて数百自生する。18世紀の終わりごろから、こうした多くの原種を親として、イギリスやフランスで育種が盛んになり、現在栽培されている園芸種のフクシアが作り出された。熱帯性の低木で、一般家庭ではもっぱら鉢植えとして栽培される。5~6月、変わった形の花が垂れ下がって咲く。花弁は4個。4個の萼片も花弁のように見える。雄しべも雌しべも長く突き出る。この画像のフクシアは、白い花弁と赤い萼片の対比が美しい。[山と渓谷社発行「山渓ポケット図鑑2・夏の花」より]